名前：國母和宏(こくぼ・かずひろ)

生年月日：1988年8月16日

出身地：北海道石狩市

職業：プロスノーボーダー、スノーボード指導者

スノーボード界のレジェンドと呼ばれる國母和宏さん。そのキャリアは驚くなかれ、なんと4歳から！

スキー場でスノーボードを初めて目にした國母和宏さんは、父親に頼んでスノーボードを始めたといいます。

しかし当時は子供用サイズのスノーボードなど無かった為、父親が大人用のスキー板を使ってボードを手作りしてくれたんだとか。

子供の為にわざわざボードを自作してあげるなんて、國母和宏さんのお父さんもかなり優しいですね。

北海道の大自然の中で生まれ育った環境も手伝ってなのか、スノーボードを手に入れた國母少年は子供の頃からバックカントリー(スキー場などではない、手つかずの自然の山)をすべっていたそうです。

大人でも危険なバックカントリーを、子供の時から滑らせてくれる親もすごいですけどね。

やはり『天才を育てるためには一般常識に縛られていてはいけない』…といったところでしょうか。

バンクーバーへ出発する選手団の中に、日本代表のユニフォームを「スノーボーダーらしくクールに」着こなしている國母和宏さんがいました。

ドレッドヘアにサングラスに鼻ピアス。

それだけでもかなりインパクトのあるいで立ちなのに、更にネクタイはゆるゆる、シャツはズボンの外に出し、だらしなく腰の位置まで下げたパンツスタイル…

まるでやんちゃな高校生みたいな格好で出国した國母さんに対して、JOCや全日本スキー連盟に「代表としてふさわしくない！！」という抗議の電話やメールが殺到したそうです。

反省していると言いながら全く反省していない國母選手に対して、日本中からまたもや大量の抗議が届く羽目に。

入村式だけでなく開会式も欠席の措置をとられ、橋本聖子選手団団長と共に再度謝罪する事態になってしまいました。

派手ないで立ちと振る舞いから、やんちゃなイメージが強い國母和宏さん。

やんちゃ＝早婚というイメージもありますが…やはりイメージ通り早婚でした！

國母和宏さんは2009年、21歳の時に高校時代から交際していた3歳年上の女性・智恵さんとご結婚されています。

将来の嫁と出会った時には、すでに世界を股に掛けた活躍をしていた國母和宏さん。

嫁である智恵さんはそんな國母さんを好きになったのですから、スノーボードが國母和宏さんの一部であることを誰よりも理解してくれている素敵な女性のようですね。

国を背負ってオリンピックに出場したはずなのに、まさかの大バッシングを受けることになってしまった國母和宏さん。

そこでも信念を曲げなかったのは、支えてくれる奥さんの存在があったからかもしれません。

結婚してしばらくは夫婦二人＋愛犬二匹での生活だったようで、北海道に200坪ある大きな自宅の敷地で畑仕事をしたりと、多くの人が思い描くような『北海道での暮らし』という、かなりのんびりとした生活をしているように見えますね。

しかし、1年のうち北海道の自宅で過ごせるのはわずか2か月ほどなんだとか。

それ以外は海外の拠点であるアメリカのカリフォルニアで生活しているそうですよ。

2009年に結婚をした國母和宏さんですが、子供はしばらくたってから生まれたようです。

正確な生年月日などは分かりませんでしたが、2017年7月の時点で子供は2人、長男で3歳の一之介(いちのすけ)くん、長女で2歳の六花(ろっか)ちゃんがいます。

國母和宏さんの右腕には、なんと子供たちの生まれた時の足形がタトゥーとして彫られているんですよ！

子供の名前をタトゥーにするというのはよく聞きますが、まさか足形を彫るのは國母和宏さんくらいではないでしょうか…。

國母和宏さんはつんつんと尖ったイメージがありますが、子供に見せる顔は全くそんなことはありません！

むしろニコニコと柔和そうな笑顔を見せ、とても可愛がっている様子が伝わってきます。

先述した通り、國母和宏さんは1年のうち2か月しか自宅で過ごすことができないそうなので、その分の愛情をたっぷりと注いでいるのではないでしょうか。

北海道で過ごしている間は、保育園への送り迎えも國母さんがしているんだそう。

スケボーを持ってお迎えに行き、帰り道はスケボーに腹ばいになった國母さんの上に一之介君が腹ばいになって乗って帰ってくることもあるんだとか！

なんだかとても羨ましいくらい仲良し親子のようですね。

腰パン騒動で大バッシング・大炎上だった國母和宏さんも、2018年には30歳に。

この画像をみるとすっかり角が取れたかのように見えますね。やはり子供も生まれて変わった部分もあるのでしょうか？

バンクーバーオリンピックの後、日本では表舞台から消えたかのように思われていた國母和宏さん。

スノーボードの世界に詳しくない一般人からしたら、もう競技は引退しているのかなと思っている人も多いことでしょう。

しかし、國母和宏さんの集大成は決してオリンピックではなかったのです。