高橋大輔さんが2018年7月、32歳の時に現役に復帰することを発表しました。高橋大輔さんは、引退から4年が経ち「本当にスケートに向き合っていきたい」と考えるようになり、もう一度自分自身のスケートを取り戻すために現役復帰することにしたようです。

復帰初戦となった2018年10月の近畿選手権で3位を獲得すると、その翌月の西日本選手権で優勝。12月の全日本選手権では2位という成績を残しました。

高橋大輔さんは、2019年9月にシングルからアイスダンスに転向することを発表しました。平昌オリンピックの代表でもあった村元哉中(かな)さんに「アイスダンスに興味ある？」と声をかけられ、村元さんと実際に滑ったところ楽しかったため転向を決意したようです。

その村元哉中さんとカップルを組み、2020年からアメリカを拠点にして活動していくことになりました。

高橋大輔さんと村元哉中さんのペアは"かなだい"カップルとして親しまれてきました。北京オリンピックの出場は逃しましたが、2021年12月の全日本選手権で2位、翌月の四大陸選手権でも2位を獲得しています。

2022年12月の全日本選手権で念願の初優勝を果たし世界選手権の切符を手にすると、2023年3月の世界選手権では日本勢過去最高に並ぶ11位に入りました。

アイスダンスでも輝かしい成績を残してきた高橋大輔さんですが、2023年5月に競技から退くことを発表しました。

引退理由は「右ひざが限界を感じていた」ためだとしています。シングルの時はすっきりしない引退だったものの、2度目の引退は十分にやりきったという気持ちで決断することができたようです。

アイスダンスのパートナーである村元哉中さんも、高橋大輔さん以上のパートナーはいないということで、高橋大輔さんと同じタイミングで引退しています。ただ、2人は現役引退後もカップルを組んでアイスショーなどに出演していくとのことです。

高橋大輔さんは、個人でもスケートを軸にしていろいろな形でエンターテイメントに関わっていきたいと引退後の活動について語っていました。