やはり一個人で出場するのとは違い、「日本選手団の一員」として派遣されるという自覚も必要だったのかもしれません。

何度もお見舞いに訪れたり、大会に来ているファンにドナー登録のお願いをしてくれたりと、かなり情に厚い男なんだなということが分かります。

そして新井さんは自身のブログでこうも綴っていました。

あの時日本のマスコミがこのブログを取り上げていたらどうなっていたでしょうか。

大事なオリンピックの本番前に選手に対して批判を浴びせるなど、それこそ自粛すべきだったような気がしますね。

たくさんの後輩たちから慕われている、それだけでも國母さんの持つ人間性の良さが伝わってきます。

あれは若気の至りということで、そろそろ笑い話にしても良い頃なのではないでしょうか。

國母和宏さんは、2019年11月、アメリカから大麻を密輸した疑いで逮捕されました。その後2020年1月に、懲役3年、執行猶予4年の判決が言い渡されています。

國母さんは公判で、大麻は北米で14歳ごろから使用していたことを明かしています。「たくさんの人に迷惑をかけた」と反省の弁も述べていたようですが、オリンピックでの騒動から更生し、立派な大人になったと思われていただけに、世間からは残念という声もあがっていました。

・國母和宏は2006年と2010年にオリンピック出場を果たすなど、世界的なスノーボーダーとして活躍したが、日本代表のスーツをだらしなく着崩していたことから大バッシングを浴びることとなった。

・國母和宏はその尖った雰囲気とは裏腹に、実際には優しく友人思いな性格で、スノーボーダー・新井善正が重い病気に罹った際には、募金活動を行い骨髄移植手術の手助けを行ったという。

・國母和宏のスノーボード技術は世界レベルで、オリンピック2大会連続で銀メダルを獲得した平野歩夢も師として慕っている。

・國母和宏は2019年に麻薬取締法違反容疑で逮捕された。