娘役のタカラジェンヌの場合、自分にとって最愛の男性は、男役のタカラジェンヌでなければいけません。そのため、宝塚歌劇団に彼氏を禁止されていないとしても、彼氏を作ってはいけないと自主規制している可能性が高いでしょう。

自由なトークで世間を楽しませるテレビ番組の芸能人とは違い、タカラジェンヌたちは、自身のプライベートをあまり公の場で口にすることはありません。ファンの集いであるお茶会などでは、ファンからの質問に答えることはあるようですが、情報源が少ないため、熱心なファンであってもタカラジェンヌのプライベートや素顔はあまり知らないようです。

タカラジェンヌたちは、ファンに夢と感動を与えるスターたちです。それらを壊さないためにも、プライベートは秘密にしているのかもしれませんね。

近年、急速に増加中のできちゃった結婚。妊娠が理由で結婚する夫婦は今や珍しい話ではありませんが、想定外の妊娠による結婚に否定的な人は少なくはありません。

宝塚歌劇団のイメージとは正反対ではありますが、長い歴史において唯一できちゃった結婚による退団が噂されているタカラジェンヌが、透水さらさんです。

2006年に娘役として入団しているのですが、2015年10月に退団し、2016年1月に結婚報告、同年9月に出産していたことを公表しました。タイミング的にできちゃった結婚の可能性が高く、彼氏の影が見えないタカラジェンヌとしては少々異例ですね。

実際は彼氏がいるタカラジェンヌも少なくないのかもしれませんが、舞台で活躍するタカラジェンヌたちからは、全く彼氏の気配を感じることはありません。また、宝塚音楽学校の頃から女性ばかりの環境で活動しているため、「宝塚にはレズビアンが多い」という噂が昔から囁かれています。

そのため、男性との恋愛に興味がないから彼氏がいないと予想する熱心なファンもいるようです。

トップスターを務めたタカラジェンヌの多くが、女優として芸能活動を開始していますが、退団後も未婚のままの元タカラジェンヌは意外と多いようです。大女優としての地位を築いた天海祐希さんも、未だ独身を貫いており、熱愛スキャンダルも報じられたことがありません。

大抵の大物女性芸能人が結婚しているため、タカラジェンヌとして成功した彼女たちが独身でいることに不自然さを感じるファンもいるようです。こういったこともあり、レズビアンが多いという噂に拍車がかかってしまっているのが現状です。

トップスターとトップ娘役が実際に恋愛しているという噂も広まったことがあるそうです。宙組の元トップスター和央ようかさんと同じく宙組のトップ娘役だった花總まりさんは、相性抜群な演技に加え、ファンによる願望もあり「2人は養子縁組という形で結婚をしている」と噂されたことがありました。

和央ようかさんが作曲家のフランク・ワイルドホーンさんと結婚したことで関係は破綻したとのことですが、こういうデマの可能性が極めて高い噂が大きくなってしまうほど、「宝塚=レズ」説は根強いものになっています。

特定のタカラジェンヌがレズだとする噂の大半は、基本的にデマと思っていいでしょう。しかし、男性よりも男らしさを極めた男役のタカラジェンヌばかりですので、恋してしまった娘役のタカラジェンヌも間違いなく存在するでしょう。

また、元タカラジェンヌの男役だった東小雪さんは、レズビアンであることを堂々と公表しており、同性の女性とテーマパークで結婚式を挙げたことが大きく取り上げられました。

日本では未だ難しい状況ですが、海外では同性愛に対する風向きが変わりつつあり、同性婚を認めている国もあるほどです。日本もさらに寛容になれば、将来的にカミングアウトするタカラジェンヌが増えるかもしれませんね。