週刊文春によると、Love-tuneさんが解散することになった原因は、ジャニーズ事務所が用意した契約書が発端だったそうです。

2018年1月、Love-tuneをはじめ、ジャニーズファンにとっては有名なJr.内グループのみを対象に契約書の説明会が開催されました。その契約書には、「契約に同意してもしなくても、給与と仕事に影響はない」と記載されており、Love-tuneのメンバーたちのみ契約書にサインせず、保留したそうです。

Love-tune以外のグループはすぐに契約書にサインしたのですが、Love-tuneはサインしなかったため、それがジャニーズ事務所サイドの気に障ったのか、以降はLove-tuneの仕事が激減してしまうようになりました。

さらに、「Love-tuneのメンバーだと紹介するのはNG」と書かれたテレビ番組の台本も暴露されており、SMAP解散騒動時も批判されたジャニーズ事務所のブラックな体質は、一切変わっていなかったようです。

週刊文春は安井謙太郎さんに直撃インタビューを行いましたが、本人の口からは真相を聞くことはできませんでした。しかし、報道をそのまま受け取ると、ジャニーズ事務所の理不尽な対応によって関係が悪化したことで解散・退所することになったと予想することができます。

週刊文春の報道が事実であれば、Love-tuneは円満な状態でジャニーズ事務所を退所したと言うことはできません。また、仮に円満退社であったとしても、次の活動はいばらの道しか用意されていないかもしれません。

なぜなら、ジャニーズ事務所は自分たちの元を去ったアイドルたちに対しては、徹底した制裁を加えるからです。

ジャニーズ事務所は、テレビ各局に対し絶対的な権力を持っていることで有名です。自社のアイドルたちをごり押しすることに長けており、2015年の紅白歌合戦の白組のトリに、近年アーティストとしてはパッとしていない近藤真彦さんを強引にねじ込んだことも記憶に新しいでしょう。

また、自社以外のアイドルたちとの共演は絶対にNGとしており、歌番組に関しても、ジャニーズ御用達の番組には他の男性アイドルグループは出演することはできません。

ジャニーズを退所したアイドルたちにはさらに徹底した圧力をかけ、最初から存在していなかったような扱いをすることでも顰蹙を買っています。

特に目立つのが、元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんに対する圧力です。「おじゃMAP」、「ぷっすま」、そして「スマステーション」の打ち切りだけでなく、テレビ番組のゲスト出演すら許さないほど徹底した圧力を続けています。

その結果、テレビCM以外で彼らを見る機会は激減しており、Love-tuneのメンバーが芸能活動を再開したとしても、同様の扱いを受けるのはほぼ間違いないでしょう。

すでに報じられている通り、安井謙太郎さん、森田美勇人さん、そして残りのメンバー5人とそれぞれ退所日が異なっています。契約の問題や残りの仕事が理由の可能性もありますが、これもジャニーズ事務所側による意向が絡んでいるとも噂されています。

メンバーが同時期に退所してしまうと、すぐに同じメンバーたちでグループを結成し、自分たちの敵になる可能性があります。そうした危険を少しでも減らすため、一番人気の安井謙太郎さんの退所日を、最も遅い2019年3月31日にしたとも言われているようです。

ここまでセコイことを考えるかは疑問に感じる人もいるでしょう。しかし、そのような経営を長年続けているのがジャニーズ事務所なのです。

解散。退所が確定してネガティブな空気になりつつあるLove-tune。しかし、彼らの人気はジャニーズJr.内でもトップクラスだったため、再び同じメンバーで再結成を果たすと、すぐに今までの人気を取り戻することができるでしょう。

さらに、ジャニーズ事務所が苦手とするインターネットを利用した活動を始めることもできます。テレビでの活躍は難しくなりますが、現代ならではの戦略でジャニーズ時代を超えるブレイクを果たすことも夢ではありません。

解散が発表される以前から、Love-tuneにはある噂がありました。それは、現在元SMAPの3人が所属する新しい地図へ合流するのでは、という噂です。

新しい地図は、ある意味で最もジャニーズ事務所が恐れる存在であり、SMAPとKis-My-Ft2を育てたマネージャーが代表を務めています。そのマネージャーはジャニーズJr.たちのマネジメントも引き受けていた時期もあったので、ジャニーズ事務所を退所するLove-tuneにとって、強力な味方となってくれるはずです。