柄本時生さんの「時生」という名前は、母親の角替和江さんが沢田研二さんの大ファンで息子が生まれたら、沢田研二さんの代表曲「TOKIO」にちなんで「トキオ」とつけようと決めていたそうです。しかし、長男の佑さんが生まれた時に、産まれた佑さんをみて「こいつの顔はトキオじゃねえ」となり「佑」と付けられました。

そして、弟である柄本時生さんにこの名前がついたそうです。東京都下北沢出身で、柄本時生さんは父親の柄本明さんの影響で、子供のころから映画をよく観ていました。だんだんと演技をする俳優という仕事に興味を持っていたそうです。

また、両親がやっていた劇団東京乾電池の舞台をよく観ていて、両親が稽古をしているときには、よく劇団員が柄本時生さんと遊んでくれていました。柄本時生さんは、3人兄弟の末っ子で兄は、俳優の柄本佐さん。姉は、映画関係の仕事をしています。

柄本時生さんと佑さんはとても仲が良く、兄弟で芸能活動をしている人の中には共演NGな人も多い中、この二人はまったくそういうことはないそうです。また、柄本時生さんは、お兄さんの佑さんのことを世界一かっこいいと言って役者仲間にも自分のお兄さん愛を力説するほどだそうです。

2003年に兄の佑さんが受けられなかったオーディションを柄本時生さんが、代わりに受け合格。Jam Films S『すべり台』で俳優デビューしています。2008年には『俺たちに明日はないッス』で映画初主演。2019年には女優の入来茉里さんと、結婚を発表しました。しかし、2022年6月1日、入来茉里さんと離婚していたことが明らかになりました。

柄本時生さんは、世田谷区立下北沢小学校出身です。小学校時代は、いじめられっ子だったという柄本時生さん。しかし本人の性格は、お祭り好きの目立ちたがり屋だそうです。そして小学生の頃の将来の夢は、お神輿を造る「宮大工」でした。

小学校を卒業した柄本時生さんは、和光中学校に進学します和光中学校は、東京都にある私立学校で昔から芸能人の子供が多く通っていることで有名な学校です。

芸能人の子供が通う私立学校御三家としても有名です。柄本さんは 2002年に中学校へ入学し、2005年に卒業しています。中学時代柄本時生さんは、野球部に所属。中学2年生のときに、兄の代わりに受けた「すべり台」という作品のオーディションに合格して芸能界デビューを果たしました。

兄の代わりに受けたというのも、この作品の役は小学生の役でしたが当時兄の佑さんは高校生でした。身長も180㎝ちかくあったことから、中学生だった柄本時生さんに声がかかったそうです。

柄本時生さんは、中学卒業後内部進学で和光高等学校に進みます。高校2年生から下北沢の居酒屋でアルバイトをはじめ、今でもその居酒屋では柄本時生さんはアルバイトスタッフとして在籍扱いになっているそうです。

このアルバイト先では、役者として食べていけない柄本時生さんを支えてくれたお店を辞めると言い出せず、お店側も真面目に働いていた柄本時生さんを辞めさせるわけにはいかないと話しています。

柄本時生さんは、現在でも定期的にこのお店に皿洗いのアルバイトに行っているそうです。

中学時代には、俳優デビューをしていた柄本時生さんは高校時代には仕事が忙しくなり、野球部にも仮入部しかできませんでした。芸能活動は、映画「テニスの王子様」、大河ドラマ「功名が辻」などの作品に出演し学校に通えない日々が多かったそうです。学校は卒業しているので、柄本時生さんは真面目に努力されたことでしょう。

高校卒業をした柄本時生さんは、大学に進学はせずに芸能活動に専念しています。実は、高校生の頃は大学に進学するつもりで大学受験をしたそうですが失敗しています。柄本時生さんは、この受験の失敗をきっかけに俳優という仕事をきちんと意識するようになったそうです。