吉田正尚の学歴、高校は福井県敦賀市にある私立高校「敦賀気比高校」です。

敦賀気比高校は附属中学校のある中高一貫校ですが、吉田正尚は高校受験を機に野球強豪校である敦賀気比高校に進学しました。

敦賀気比高校の野球部は甲子園常連校として知られており、これまでに春夏合わせて20回の出場実績があります。

野球部以外にも運動部の成績が良く、空手部・柔道部・剣道部・薙刀部・レスリング部などの武道系をはじめ、テニス部や陸上部なども全国大会出場を果たしています。

吉田正尚の高校時代の活躍は目覚ましく、バットの振り方からスピードに至るまで打者としての才能を高く評価され、技術力の高い「巧打者」と呼ばれていました。

高校1年夏には「第91回 全国高校野球選手権大会」に4番打者として出場。
高校1年秋には県大会優勝、北信越大会準優勝を果たしました。

高校2年春には「第82回 選抜高校野球大会」に出場し、開幕戦で天理高校を相手に3安打を放ち、チームの勝利に貢献しました。

吉田正尚の学歴、大学は東京都渋谷区に本部を置く私立大学「青山学院大学」です。

大学時代に吉田正尚が所属した青山学院大学硬式野球部は、1883年（明治16年）に創設された歴史あるチームです。
OBには中日ドラゴンズの岡野祐一郎、オリックスバファローズの杉本裕太郎、千葉ロッテマリーンズの東條大樹、阪神タイガースの渡邉雄大など多くのプロ野球選手がいます。

吉田正尚は青山学院大学進学後も野球部に所属し、東都大学の1部リーグでプレー。
大学1年にして春季リーグ戦から4番打者に抜擢され、指名打者としてベストナインに選出される活躍を見せました。

大学2年の春季リーグ戦では指名打者から外野手へ転向。4本塁打を記録して外野手部門としては初のベストナインに選出されました。

大学3年の秋季リーグ戦でも打率.352、3本塁打という成績を収め、外野手として2度目となるベストナインに選出されました。

大学3年時にチームは2部に降格し、大学4年時にもチームの1部昇格は果たせませんでしたが、個人成績は目を見張るものがあり、大学在学中だけで通算72試合出場、打率.277（278打数77安打）、9本塁打、38打点、12盗塁の成績を残しました。

吉田正尚は大学時代から打者としての実力が評価され、大学日本代表に選出されています。

大学2年には「第39回 日米大学野球選手権大会」、大学3年には「第27回 ハーレムベースボールウィーク」の日本代表に選出されました。

さらに大学4年時には「2015年 ユニバーシアード」の日本代表に選出され、大会前に神宮球場で開催された「大学日本代表 対 NPB選抜」の試合で髙橋光成相手に本塁打を打ったことで話題になりました。

ユニバーシアード大会では4番打者に抜擢され、韓国・中国・フランス・アメリカを相手に全試合勝利し、日本代表の優勝に大きく貢献しました。

ちなみにプロ入り後は2019年にWBSCプレミア12に日本代表として出場、2021年に東京オリンピックに出場、2023年にWBCに出場し、現在も日本代表選手としてチームの勝利に貢献しています。

青山学院大学時代の監督・善波厚司さんは、吉田正尚の実力について大学時代から高い評価を寄せています。

監督によると大学時代の吉田正尚は「野球に取り組む姿勢が入学当初からズバ抜けていた」とのことで、「守備も足も肩も平凡だけど、強く振ることが出来る強打者だった」と評価しました。

さらにメンタル面でも高く評価しており、他の野球部員と比べても〝プロに行きたい〟という思いが強く、そのために何をすればいいのかを考える思考力、行動力、具体性が飛び抜けて優秀だったことを明かしました。

少年時代から天才的な成績を残してきた吉田正尚ですが、天才と呼ばれる実績の裏には、こうした努力の積み重ねがあったことが窺えます。

吉田正尚は努力することができる天才であり、野球選手として成功するために必要な思考力も持ち合わせた実力者であることがわかりました。

大学卒業後の2015年には、NPBドラフト会議でオリックス・バファローズから1巡目で指名されてプロ入りを果たし、2023年には一握りの野球選手しか辿り着けないメジャーリーグの大舞台での活躍を始めました。

今後、メジャーリーグという舞台で吉田正尚がどんな活躍を見せてくれるのか、世界に羽ばたいた吉田正尚のさらなる飛躍を期待したいですね。

吉田正尚の学歴、学生時代のエピソードをお届けしました。
ボストン・レッドソックスに移籍し、日本代表としても期待が寄せられる吉田正尚の今後の活躍に注目が集まります！