ここからは市川猿之助の家系図に登場する親戚についてお届けします。

市川猿之助の親戚一同は以下の通りです。

祖父：三代目 市川段四郎
祖母：女優・高杉早苗
伯父：二代目 市川猿翁（三代目 猿之助）
伯母：女優・市川靖子
従兄：俳優・香川照之（九代目 市川中車）
甥：五代目 市川團子

この中から、歌舞伎役者として舞台に立つ男性陣を更に詳しく紹介します。

本名：喜熨斗 政則（きのし まさのり）
生年月日：1908年10月5日
没年月日：1963年11月18日（55歳没）

祖父の三代目・市川段四郎は、1913年に二代目・市川團子を襲名して初舞台を踏み、1930年に歌舞伎座「鎌髭」で三代目・市川段四郎を襲名しました。

晩年は病に悩まされ、長男である喜熨斗政彦が三代目・市川猿之助を襲名するのを見届けた後、初代市川猿翁の父親の後を追うように、55歳の若さで亡くなりました。

本名：喜熨斗 政彦（きのし まさひこ）
生年月日：1939年12月9日

四代目・市川猿之助の伯父にあたり、香川照之の父親である二代目・市川猿翁。

1939年に三代目・市川段四郎の長男として生まれ、1947年に三代目・市川團子を襲名して初舞台を踏み、1963年に歌舞伎座「義経千本桜」および「黒塚」などで三代目・市川猿之助を襲名しました。

三代目・市川猿之助としての活躍が多くの人々の記憶に残っており、歌舞伎界の伝統を覆すような舞台を見せたことで「歌舞伎界の革命児」と呼ばれるようになりました。

49年間という長い歳月を市川猿之助として生き、2012年に市川猿之助を四代目に譲り、隠居名として二代目・市川猿翁を襲名しました。

本名：香川 照之（かがわ てるゆき）
生年月日：1965年12月7日

市川猿之助の従兄にあたるのが、俳優として活躍する香川照之です。

1965年に二代目・市川猿翁と女優・浜木綿子の長男として生まれ、1968年に両親が離婚したことで母親に育てられたため、母親の姓である香川の名を名乗っています。

香川照之は東京大学出身の俳優として数々の映画やテレビドラマで活躍し、これまでにドラマ「半沢直樹」「龍馬伝」「MOZU」などのヒット作に出演しています。

2003年の映画「故郷の香り」では東京国際映画祭の男優賞、2009年の映画「劒岳 点の記」では日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞するなど、主役級の存在感を持つバイプレイヤーや、強烈な印象を残す悪役として活躍しています。

2011年に九代目・市川中車を襲名して歌舞伎俳優に進出し、2012年の「六月大歌舞伎」で歌舞伎役者としての初舞台を踏みました。

本名：香川 政明（かがわ　まさあき）
生年月日：2004年1月16日

市川猿之助の甥は、五代目・市川團子を襲名しています。

2004年に香川照之の長男として生まれ、父親が歌舞伎界に進出すると同時に父子揃って歌舞伎デビューを果たし、2012年の「六月大歌舞伎」で五代目・市川團子を襲名しました。

2013年に国立劇場で行われた「春興鏡獅子」で胡蝶を務め、国立劇場賞特別賞を受賞するなど、市川猿之助家の期待の新星として注目されています。

四代目・市川猿之助には子供がおらず、一家心中騒動で歌舞伎役者としての進退にも心配の声が上がっており、近い将来この甥が次代の市川猿之助を継ぐのではないかと言われています。

これから歌舞伎役者として経験を積み、市川猿之助を襲名するに相応しい舞台を見せてくれることを期待したいですね。

市川猿之助の家系図、家族や親戚についてお届けしました。
今後市川猿之助家はどうなっていくのか、当代の去就はもちろん、次世代の甥の活躍にも注目が集まります。