ジャニー喜多川の目に留まれば、確実に芸能界で成功することができる。
一夜にして華やかなスターとなり、普通では考えられないほどの収入を得ることができる。

日本の芸能界において「ジャニーズ帝国」と称されるほどの権力を持ったジャニー喜多川。
彼の前ではアイドルデビューを目指すただの少年はあまりにも無力です。
華やかな未来を夢見る少年は、「成功」という一点だけに希望を見い出し、体を任せるしかなかったという実態が窺えますね。

北公次が出版した暴露本「光GENJIへ」は、現在は絶版となっているため、古本屋やネットオークションでしか購入することができません。

一部では20,000円近い値が付けられるほどのプレミア価格となっており、その全貌を読むためには高額な値段で購入するか、蔵書のある図書館に足を運ぶことになります。

北公次はこの本を出す決意をした経緯について、「テレビで光GENJIが歌っているのを見た時に、フォーリーブス時代の悲しい体験が走馬灯のように蘇り、少年愛に取り憑かれた男が経営する事務所のアイドル達に自分の二の舞になってほしくない」という思いから筆をとったと語っています。

北公次がジャニーズ時代に受けたジャニー喜多川からの性被害の内容、フォーリーブスを解散してジャニーズ事務所を離れてからの転落人生が赤裸々に綴られており、一時はアイドルとして一世を風靡した男の悲惨な末路が話題になりました。

ここでは暴露本「光GENJIへ」にどのような内容が綴られているのか、公開されているあらすじ部分や、北公次自身が語った本の内容をお届けします。

北公次の暴露本「光GENJIへ」の内容について、公開されている一節があります。

そこには「少年愛にとりつかれた男が経営するジャニーズ事務所にいるアイドルたちよ、おれの二の舞にだけはなってくれるな」と警鐘を鳴らす言葉が綴られています。

本によると北公次はジャニー喜多川に「コーちゃん」と呼ばれて寵愛されていたようで、下宿2日目から4年半にわたり毎晩のように寝室を共にしていた時代の日々が詳細に生々しく書かれていました。

また、北公次は自身だけでなく小学生の後輩も同じ被害に遭っていたことを本の中で明かしており、何をされているかもわかっていない子供達からジャニー喜多川の行為について相談を受けていたことも綴っています。

北公次とジャニー喜多川の関係はフォーリーブスがデビューした後も続いていたようで、仕事で疲れている時も布団に入ってくるジャニー喜多川に嫌気が差し、夜中にパジャマ姿のまま合宿所を逃げ出したことも語られていました。

北公次は暴露本「光GENJIへ」をシリーズ化し、長年にわたりジャニー喜多川の少年愛について告発を続けていましたが、その後ジャニーズ事務所と和解してフォーリーブスを再結成しています。

北公次のように昔からジャニー喜多川の性被害について告発する動きは何度もありましたが、令和の現在になってついに事務所が動くほどの大きな議論を巻き起こすまでになりました。

今後ジャニーズ事務所が性被害の件でどのような対応をするのか、これからの動向にも注目が集まります。

北公次の身長や若い頃、ジャニー喜多川からの性被害や暴露本「光GENJIへ」についてお届けしました。
芸能界を目指す若者が同じ被害に遭うことがなくなるよう、今後の対策を徹底してほしいですね。