平本淳也の正確な入所日は明らかになっていませんが、1980年初頭にジャニーズ事務所に履歴書を送り、約3ヶ月後にジャニー喜多川から直々に電話を貰ったことが判明しています。

1980年頃に入所した同期のジャニーズタレントはすでにジャニーズ事務所を離れている者が多く、平本淳也はオーディションを経ずに入所しているため、完全な同期と呼べる存在は確認できません。

ただ、平本淳也と同時期に入所した同期は大物ばかりです。
以下が平本淳也の入所と時期が近いメンバーです。

1977年：近藤真彦、野村義男、錦織一清
1978年：薬丸裕英
1979年：東山紀之
1980年：植草克秀
1981年：布川敏和、内海光司

平本淳也は1980年頃に入所しているので、同期は元少年隊の植草克秀、その前後に東山紀之やシブがき隊の布川敏和などがいます。

2023年3月、イギリスの公共放送BBCにより、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川の性的加害を追及したドキュメンタリー番組「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」が放送されました。

80年代に活動していた元ジャニーズJr.から2000年代の元ジャニーズJr.まで世代問わず多くの元Jr.がジャニー喜多川から性被害を受けていたことを明かしており、世論を巻き込む大きな問題となっています。

平本淳也も例外ではなく、様々な媒体でジャニー喜多川から受けた性被害についてコメントしており、ジュニア時代の経験を語って注目を集めています。

平本淳也は13歳の時にジャニーズ事務所に入所し、18歳の時に退所するまで、ジャニー喜多川からの性被害に遭っていました。

合宿所で寝ているところにジャニー喜多川が現れ、体に手が伸びてきた時にトイレに逃げ込み、トイレから戻るとジャニー喜多川は別のジャニーズJr.の布団に潜り込んでいたというエピソードも語られています。

ただ、平本淳也が語る性被害は他の告発者とは毛色が異なり、「自らジャニーさんのもとに行くジュニアも多かった」「みんなが強要されているわけではない」といったコメントをしています。

平本淳也は「極力、性被害という言葉は使わないようにしている」と語り、積極的にジャニー喜多川との行為を望んでデビューしようとする少年もいたと明かしました。

脅されたり縛られたりといった強制的な行為は一切なく、むしろジャニー喜多川から寵愛を受けたがる者も多かったようで、「本当に嫌なら逃げる選択肢は常にあった」と語っています。

ただ、行為を望んでいない少年にも手を出していたことは事実であり、その積み重ねが今回のように大きな問題として議論を巻き起こすことに繋がっています。

平本淳也は「その行為は決して許してはならないこと」と前提を置いた上で、「被害者救済のためなら僕は独りでも戦い続けます」と決意を明かしました。

平本淳也はジャニーズ事務所退所後、1996年に自身のジュニア時代の経験を綴った暴露本「ジャニーズのすべて 少年愛の館」を発売しました。

暴露本にはジャニー喜多川から受けた性被害の内容についても赤裸々に語られており、これを皮切りに多くの書籍を出版しています。

暴露本「ジャニーズのすべて」の中では、合宿所でのジャニー喜多川との関係だけでなく、同期で仲の良かった植草克秀のヤンチャなエピソードや、近藤真彦や少年隊メンバーの暴露も語られています。

現在この書籍は絶版となっているため、古本屋やネットオークションで高額なものを購入するか、蔵書のある図書館に足を運ぶしか全文を読むことができません。

ただ、30年以上にわたりジャニー喜多川の性的加害を告発してきた平本淳也の書く文章はリアルそのもので、レビューには「実名で暴露された人が気の毒」「覚悟のある方は読んで損なし」という言葉が並んでいました。

平本淳也が書いた「ジャニーズのすべて」が気になる方は、図書館などで蔵書を検索してみるのがいいかもしれませんね。

平本淳也の若い頃とジュニア時代、ジャニー喜多川からの性被害や暴露本「ジャニーズのすべて」についてお届けしました。
長年にわたり告発を続けてきた平本淳也が今後どう動くのか、これからの動向にも注目が集まります。