名前：北 公次（きた こうじ）
本名：松下 公次（まつした こうじ）
生年月日：1949年1月20日
没年月日：2012年2月22日（63歳没）
出身地：和歌山県田辺市
血液型：A型
身長：165cm

北公次は、かつてジャニーズ事務所に所属していたアイドルグループ「フォーリーブス」のメンバーです。

1968年9月5日にフォーリーブスとしてシングル「オリビアの調べ」でデビューしました。

フォーリーブスはジャニーズ事務所の黎明期である70年代に熱狂的な人気を獲得し、1970年から7年連続でNHK紅白歌合戦に出場するなど国民的人気を誇るアイドルグループとして活躍した後、1978年に解散を迎えました。

ジャニーズ事務所を退所した北公次は覚せい剤による逮捕や暴露本の出版など、華々しい芸能活動から一変した生活を送ったことでも知られています。

ここではそんな北公次の現在をまとめました。
結婚、死因、葬儀、墓など、ジャニーズ退所後から現在までの北公次をお届けします。

まずは北公次の結婚から見ていきましょう。

北公次はこれまでに、2人の女性との結婚歴があります。
子供は前妻との間に息子1人と娘1人、後妻との間に娘が1人生まれており、3児の父親です。

北公次はジャニーズ事務所退所後、歌・ダンス・英会話習得を目的としてロサンゼルス留学をしました。

ロサンゼルスに滞在していたのは1978年9月4日から同年11月8日までで、この間にハワイに立ち寄った際に日本航空の客室乗務員の女性と知り合い交際をスタート。
日本に帰国後、彼女のアパートで同棲を開始しました。

客室乗務員の彼女とは交際期間5〜6年間で、1983年に妊娠発覚により結婚し、翌1984年に第一子となる男児が誕生しました。

当時の北公次はジャニーズ退所後で定職に就いておらず、妻子を支えるために日雇いアルバイトや倉庫内作業の短期アルバイトで家計を支えていました。

子供に恵まれて結婚した北公次ですが、定職に就かず苦しい経済状況が引き金となり、現実逃避のため幻覚作用のある薬物やギャンブルに手を出すようになりました。

次第に薬物やギャンブルの資金調達のため家の生活用品を質屋に入れるまでになり、同時に薬の副作用でうつ病を発症し入院することに。

入退院を繰り返すうちに妻が愛想を尽かし、1988年に妻子がマンションを出て行く形で一度目の離婚に至りました。

1988年に最初の妻と離婚した北公次ですが、離婚後しばらくは妻子と音信不通の状態が続いていたものの、翌1989年に渋谷エッグマンで開催された「北公次＆スカーフェイス デビューライブ」に妻が訪れ、同年夏に再婚に至りました。

再婚後は再び家族揃っての生活を始め、再婚の翌1990年には第二子となる女児に恵まれました。

しかし2回目の結婚生活も長くは続かず、1992年に再度離婚に至り、妻と2人の子供は北海道へと転居しました。

北公次は最初の妻と離婚した2年後、45歳になった1994年に再婚しました。
再婚相手は北公次のファンだった当時37歳の女性で、資産家の令嬢だったことが判明しています。

北公次と再婚相手の出会いは、彼女がママとして働いていた六本木のパブスナックに、北公次が客として行ったことが出会いのきっかけです。

交際をスタートした二人は彼女の六本木マンションで同棲生活を開始し、1994年に結婚しました。

嫁が資産家の令嬢だったため家計は経済的な余裕が生まれ、結婚式はハワイのシェラトン・モアナ・サーフライダー・ホテル、結婚披露は紀尾井町のホテル・ニューオータニで行われました。

再婚後は北公次にとって第三子となる女児にも恵まれ、北公次の死去により死別するまで、長年にわたり幸せな結婚生活を送りました。

2012年2月22日、北公次が死去したことが報じられました。

死因は肝臓がんです。
北公次が亡くなる直前、肝臓がんを患っていることが妻から発表され、ファンに向けて治療費の支援を募っていました。

フォーリーブスのメンバーも支援を発表し、北公次の闘病生活をサポートしていくことを各々のブログで宣言しましたが、宣言から僅か二週間後に容体が急変し、2012年2月22日午前1時19分に都内の病院で死去しました。

北公次の葬儀は、創価学会の「友人葬」で行われました。
「友人葬」とは、僧侶を呼ばず親族や友人など親しい人によって執り行われる、創価学会の学会葬形式の葬儀です。

北公次は生前、創価学会の池田大作会長と親交がありました。

北公次と池田大作の関係は、創価学会の映画に出演したことがきっかけで始まりました。
創価学会の歴史を描いた池田大作著の長編小説「人間革命」を原作に1976年に公開された映画「続・人間革命」に出演しています。

その後、池田大作の誕生日には毎年花束を贈り、池田大作の80歳を祝う式典では祝辞を述べるなど、長きにわたり親交を深めてきました。

創価学会の形式で行われた葬儀は、東京都江戸川区西小岩の斎場「東京葬祭慈光殿」にて、2012年2月25日に通夜、翌26日午前11時に告別式が執り行われました。