今井雅之の最期の瞬間は、関係者も「苦しんだ」と語るほど壮絶なものでした。

2015年5月23日に容体が急変し、入院先では大好物だったスイカも喉を通らず、鼻に通したチューブから点滴を投与して命を繋いでいました。

痛みも激しくモルヒネを投与しても痛みが治まらないほどで、今井雅之は「モルヒネで殺してくれ」と懇願するほど苦しんだようです。

最期は2〜3日ほど昏睡状態が続き、2015年5月28日に家族に看取られながら息を引き取りました。
最期の瞬間まで病に苦しんだ今井雅之ですが、亡くなった時の顔は歯を見せてにこやかに笑顔を浮かべていたと関係者が語りました。

今井雅之の死因は末期の大腸がんですが、体調を崩して都内病院にかかった時は医師から「腸の風邪のようなもの」と診断されたことを明かしています。

今井雅之は日課として長年続けていたマラソンがきつくなり、胃に痛みを感じて都内総合病院にかかりました。

都内病院では「腸の風邪」と診断され、それでも違和感があり3回ほど同じ病院で診察を受けましたが、診断は全て「腸の風邪」でした。

処方された薬が効かなかったことから関係者を通じて兵庫県の病院を紹介してもらい、そこで精密検査を受けたところ末期の大腸がんが見つかりました。

「腸の風邪」と診断した病院について、ネット上では「今井雅之を誤診した病院はどこだ」と話題になりましたが、今井雅之は誤診した病院を公表していません。

また、末期の大腸がんという見過ごす筈のない大病にも関わらず腸の風邪と誤診された理由も不明です。

ネット上で発信活動を行う医師によると、末期の大腸がんを腸の風邪と診断するのは「明らかな誤診」としています。

しかし同時に「誤診はそれほど珍しい話ではない」ようで、胃腸の専門家でもその時期に感染性胃腸炎が流行していれば、胃腸の風邪と診断を下してしまうこともままあるといいます。

また、今井雅之のようにステージ4の末期がんになるまでには10年は病気を抱えていたと言われており、最初の誤診した病院で正しく大腸がんと診断されたとしても余命を延ばせる手立てはなかっただろうとのことでした。

今井雅之の死因である大腸がんは、日本では食生活の欧米化で増加傾向にあり、今井雅之の食生活や飲酒量にも注目が集まりました。

今井雅之は酒豪で有名で、さらに野菜嫌いで食べたことがないという偏食でもあり、食生活や飲酒量は健康ではなかったことが窺えます。

大腸がんの予防には免疫力を高める生活をすることが大切で、野菜多めの食生活に加え、健康的な睡眠と運動、そして禁煙や適度な飲酒が大切になります。

今井雅之は俳優として適度な運動はあったものの、野菜嫌いの食生活に酒豪という飲酒量多めの生活だったことから、予防という観点では十分ではありませんでした。

食生活に気を付けていても病気になる時はなりますが、できるだけ野菜を摂って健康的な生活をすることで予防に努めたいですね。

今井雅之の死因と最期についてお届けしました。
最後まで俳優として舞台に立ち続けたいと願った今井雅之。彼が遺した作品を今後も愛し続けていきたいですね。