中谷潤人さんは、元WBO世界フライ級王者・元WBO世界スーパーフライ級王者・世界3階級制覇王者であり、現WBC世界バンタム級王者です。

小学3年から極真空手を習っています。元々は両親が礼儀作法を学ばせるためでした。
当時体が小さかった中谷潤人さんにはフルコンタクトの戦いは厳しく連戦連敗でした。
体重別のボクシングを勧められ小学6年の時にテレビでボクシングの試合を見たところ、
興味をもちボクシングに転向しました。

中学1年生の時に桑名市のKOZOジムに入門し、中学2年生の時に32.5kg級・3年生の時に40kg級でU-15大会を連覇しています。

中学を卒業した後は高校への進学をしておらずアメリカへ単身留学し、16歳の時にM.Tボクシングジムに入門しました。
その後、2024年には日本男子7人目の世界3階級制覇を達成しています。

2016年度全日本フライ級新人王
初代日本フライ級ユース王座（防衛0=返上）
2018年度日本フライ級最強挑戦者
第57代日本フライ級王座（防衛0=返上）
WBO世界フライ級王座（防衛2=返上）
WBO世界スーパーフライ級王座（防衛1=返上）
WBC世界バンタム級王座（防衛0）

中谷潤人さんの身長は173㎝です。
体重はボクサーなので階級によっては増やしたり減らしたりする職業かと思われます。
中谷潤人さんが25歳の時の体重ですが62キロとインタビューで答えています。
フライ級の時代より2キロ増と話しているので、60キロ前後が多いのかもしれませんね。

ボクシング選手なので筋肉がついているのは当然だと思いますが中谷潤人さんの筋肉について日本プロゴルフ協会会員のゴルファーである井上さんは、「ボクシングに向いた筋肉の持ち主」と語っています。
強さの秘訣はこの筋肉でもあるのかもしれませんね。

中谷潤人さんは、ジムでのトレーニングはもちろんそれ以外様々な場所でもトレーニングをされています。
いくつかご紹介をしたいと思います。

１，山梨・鳴沢村での走り込み合宿
　ＷＢＯ世界同級王座決定戦に向け4日間走り込みのトレーニングを行いました。
4日間で走り込んだ距離は約80キロでした。
トレーニングをした場所は高低差４００メートルで歩くだけでもきついと言います。
そのような場所で８００メートルを３本、４００メートルを１０本のインターバルダッシュなど約９キロ行っています。
「標高の高い所を走ると頭が痛くなった。土砂降りの中をこんなに長く走るのは初めてだったけど、いい練習になった。しっかりとメニューをやり切りました」と明かしています。

２，相模湖カントリークラブでゴルフコースを使った走り込み練習
　米国合宿前の「スイッチを入れる」ためのトレーニングだったようです。
この時のトレーニングについて「アップダウンがあって、肉体的だけではなく、精神的にもくるな、という感じ」だったそうです。

３、アメリカでの強化合宿
　上記2つは走り込みが主なトレーニングでしたが、この合宿ではスパーリングを中心におこなったようです。
約1カ月の合宿期間で140ラウンド以上のスパーリングを行いました。
6ラウンドのスパーリングやスパーリングの途中にサンドバッグ打ちなどをしたことによち体力面とメンタル面の強化もできたようです。

この合宿に行く前に中谷潤人さんは「練習相手もたくさんいるし、たくさんのことを試せる。引き出しを増やしてレベルアップしたい」と明かしていたのできっとそれ以上のレベルアップができたのではないでしょうか。

ボクサーといえば過酷な減量というイメージがあるので、食事にも大変気をつかっているいるのでは？と思います。

自己管理だけでは難しい食事の管理を中谷潤人さんはどうしているのでしょうか？
専属の食事サポートの方がいる訳ではなさそうですが、以前は村野健マネジャーの兄・晋さんの夫人が協力し、パワーやスタミナを蓄えるためのメニューが準備されたりしたようです。
また、中谷潤人さんの家族も様々な面で協力しており、父は「炊などの減量リカバリー食」母は「勝ち飯オムライス」、そして弟は元料理人の腕を生かした調理などを担当し家族総出でサポートされているようです。