アイドルとは、他の人にはないカリスマ性や魅力を持ち、多くの人々に幸せや笑顔を与える職業です。

ステージでは、キラキラの衣装に身を包み、笑顔で歌やダンスを披露するアイドルは、日本の文化として定着しつつあります。

アイドル黄金期と言われる1980年代より以前から、ジャニーズ事務所は営業を開始しており、1962年からジャニーズ達の活動は始まっていました。デビューしたアイドル達はブレイクし、ジャニーズ事務所の知名度も上昇していくうちに、ジャニーズ事務所に所属しているアイドル達のことを「ジャニーズ」と呼ぶようになりました。

アイドル黄金期が過ぎ去り、多くの男性アイドル達が姿を消していく中、SMAPやTOKIOなどが国民的な人気を獲得したことで、ジャニーズの存在は、日本の男性アイドルの代表格となりました。

「ジャニーさん」の愛称でジャニーズ達から慕われているのが、ジャニー喜多川社長です。

ジャニーズ事務所創業時からアイドル達のプロデュースを続けており、個性的なエピソードも多いことから、ジャニーズファンの間でも有名な社長です。

ジャニーズ事務所からデビューしたグループの数は多く、そのため、生まれた世代によっては知らないグループもあるという人は少なくありません。

そこで今回は、今までジャニーズ事務所からデビューしたグループ達をデビュー順でご紹介します！

事務所と同じ名前の「ジャニーズ」が、ジャニーズ事務所からデビューした一番最初のアイドルです。

ジャニー喜多川社長の野球チームに所属していた四人の男性で結成され、1962年からテレビ出演などの活動を開始しました。CDデビューを果たしたのは1964年12月のことで、解散した1967年11月までに、数々の楽曲をリリースしました。

1968年にデビューしたフォーリーブスは、北公次さん、青山孝史さん、江木俊夫さん、おりも政夫さんの四人で活動し、当時はヒット曲を連発しました。

フォーリーブスの誕生でジャニーズアイドルの基礎が決まったともいわれ、先輩ジャニーズであるジャニーズのバックダンサーを務めたり、下積み時代は「ジャニーズJr.」と呼ばれるなど、現在のジャニーズにも通じる要素がありました。

「全員がスター」と、ジャニ喜多川社長の期待を背負い活動を続け、紅白歌合戦にも出演するほどのブレイクを果たしました。しかし、1970年ごろから、人気の衰退がはじまり、メンバーの結婚などもあったことから、1978年に解散してしまいました。

2002年、フォーリーブスは再結成し、青山孝史さんと北公次さんが帰らぬ人となった2017年現在も、二人のメンバーでライブ活動を行っています。

フォーリーブスや郷ひろみのバックダンサーで結成されたグループが、JOHNNYS' ジュニア・スペシャルです。

1975年2月21日に「ベルサイユのばら」でデビューし、大ブレイクしたフォーリーブスの弟分としても注目されたJOHNNYS' ジュニア・スペシャルは、当時、多くの親衛隊を生み出すほどの人気を得ました。

林正明さんがグループのエースを務め、当時の芸能界にも多くのファンがいるほどでしたが、1978年に解散しました。

当時中学生だった曽我泰久さんと松原秀樹さんで結成されたデュオグループ「リトル・ギャング」は、1975年に2枚のシングルと1枚のアルバムを発売しました。

しかし、活動期間わずか1年間ほどでリトル・ギャングは解散してしまいました。

JOHNNYS' ジュニア・スペシャルの後進としてデビューしたのが、1978年に「南十字星」でデビューした「VIP」というグループです。

VIPの活動期間は2～3年程で、自然消滅する形で活動を終えることとなりましたが、このグループには、河村信子さんと吉本和子という、二人の女性がグループに加入しており、ジャニーズの歴史上、大変貴重なグループでした。

「2年B組仙八先生」に出演していた薬丸裕英さん、本木雅弘さん、布川敏和さんの三人で結成されたのが、「シブがき隊」でした。

「YMF 正面突破」という当時のアイドル業界らしいキャッチフレーズで売り出されたシブがき隊は、デビュー曲の「NAI・NAI 16」し、現在のジャニーズ達もライブで披露することもあるほどの知名度があるほどです。

1988年8月7日に解散した後は、三人共ジャニーズ事務所を退所し、それぞれタレント活動を再開しました。2017年現在も、テレビで見かける機会も多い人気タレントして活動を継続中です。

1983年にシングルデビューしたイーグルスは、ハウス食品のバーモンドカレーのCMにも出演するなど知名度を上げつつも、デビュー後もシブがき隊などのバックダンサーを務め続けていました。

他のデビューしたグループよりも目立った活動ができず、メンバーの脱退やソロ活動の影響で、1985年辺りに活動休止状態となり、その後も復帰することはありませんでした。

ジャニーズ初のロックバンドとしてデビューしたのが「THE GOOD-BYE」です。人気ジャニーズだった野村義男さんのサポートメンバー的なポジションとして結成され、「野村義男 & The Good-Bye」のグループ名でデビューする予定でした。

活動を継続していくうちに、野村義男さん以外のメンバーも活躍する機会が増え、The Good-Byeの人気もさらに上昇しました。

1990年の活動休止後、2003年に活動を再開して以降、現在も定期的にライブを行っています。