10代〜20代の若者から高い支持を集めている4人組ロックバンドRADWIMPS（ラッドウィンプス）。メッセージ性が強く刺激的な歌詞とキャッチーなサウンドで、女性を中心に人気があります。2016年夏に公開された大ヒット映画『君の名は。』の主題歌を含む音楽を担当したことで、一躍国民的なバンドへと上り詰めました。

結成は2001年。ギターの桑原彰さんが、野田洋次郎さんをボーカルに誘ったことで「RADWIMPS」が始動します。ライブやコンテストを中心に活動し、2003年に1万枚限定で発売した1stシングル「もしも」は即完売。その後もインディーズで活動を続け、2005年に4thシングル『25コ目の染色体』でメジャーデビューを果たします。実はデビュー13年目の中堅バンドなのです。

その後、RADWIMPSの音楽はロック好きの若者の心をどんどん掴んでいきます。2006年にリリースされた4thアルバム『RADWIMPS4～おかずのごはん～』が大ヒット。ライブのチケットが取れなくなったり、出演するフェスでは入場規制がかかるなど、人気が決定的なものになります。

2016年夏には映画『君の名は。』のサウンドトラックを担当。この映画が大ヒットすると同時に、RADWIMPSも大ブレイク！「前前前世」は老若男女に愛される曲となり、一躍国民的バンドへと躍り出ます。

長いキャリアの割に、意外にもこの時初めて「ミュージックステーション」に出演。年末には「紅白歌合戦」にも出演しました。

Mr.Childrenやスピッツなど、彼らにとって大先輩であるバンドとの共演ライブも行っているRADWIMPS。ステージでは先輩に引けを取らない堂々としたパフォーマンスを見せていました。この共演は『君の名は。』のサントラで大ブレイクする前のこと。彼らが国民的バンドへと成長する前兆はあったのですね。

2014年に突如東芝EMIからデビューした覆面バンド「味噌汁’s」。この中の人がRADWIMPSであることは今では有名な話ですね。あのマルコメ味噌ともCMでコラボするなど、本格的な活動を見せています。このようなお茶目なユーモアも彼らの魅力です。

2017年2月から全国アリーナツアーをスタートしたRADWIMPS。5月には日本武道館での2daysライブを開催しました。

RADWIMPSのギターボーカルを務める野田洋次郎（のだようじろう）。1985年7月5日生まれ。RADWIMPSのほぼ全ての楽曲の作詞作曲を手がけています。CHARAをはじめ、多方面のアーティストから「天才」と言われるほど才能を持ったミュージシャンです。

尖っているけどなんだか優しい、そんな繊細な言葉を紡ぎ、耳障りの良いメロディーに乗せて歌う野田洋次郎さん。ご本人もどこか物憂げな不思議なオーラを漂わせており、若い女性を中心に、その独自の世界観に夢中になる人が続出しています。ナチュラルに綺麗な歌声も人気です。

そんな野田洋次郎さんは、小学4年生までアメリカに住んでいたという帰国子女。英語がとても上手で、バンドでは英詩の曲も多数あります。2017年春には映画『君の名は。』が北米で公開されるにあたって、主題歌の「前前前世」の英語バージョンがデジタルリリースされ話題になりました。

2012年からは「illion」というソロプロジェクトも並行して行っている野田洋次郎さん。RADWIMPSとはまた違った音楽性で、ダンスミュージック的なアプローチを見せ、ファンを驚かせました。ここにも野田さんが天才と言われる所以が表れていますね。

ベースとコーラスを担当する武田祐介（たけだゆうすけ）。 1985年5月24日生まれです。洗足学園音楽大学ジャズ科を卒業しており、ベーシストではマーカス・ミラーとジャコ・パストリアスを尊敬しているそうです。

RADWIMPSには2004年に途中加入しました。加入理由は後に「たまたま近くにいたから」、「有名だったから」と語っています。

ベーシストとしての才能が素晴らしいのはもちろんですが、ファンの間ではイケメンっぷりも話題になっています。たしかにかっこいいですね！ややアンニュイな雰囲気を漂わせた醤油顏でいかにもミュージシャンといったルックスが人気のようです。

武田さんといえば、RADWIMPSの公式twitterにちょくちょく投稿する内容が面白いと評判です。ゆるく独特のテンポ感があるツイートは、「かわいい」「じわる」と話題になり、いいねの数はメンバー1を誇ります。