■ジャニーズ

事務所と同じ名前の「ジャニーズ」が、ジャニーズ事務所からデビューした一番最初のアイドルです。

ジャニー喜多川社長の野球チームに所属していた四人の男性で結成され、1962年からテレビ出演などの活動を開始しました。CDデビューを果たしたのは1964年12月のことで、解散した1967年11月までに、数々の楽曲をリリースしました。

解散後、青井輝彦さんと飯野おさみさんは、劇団四季で演技を学び、その後、青井輝彦さんは歌手・俳優として活動し、飯野おさみさんはミュージカル俳優へ転向しました。

音楽活動に専念した中谷良さんは、解散後もバンド活動などを行い、テレビにも出演しました。

真家ひろみさんは、司会者としての活動や宝塚歌劇団のジェンヌとの結婚を経て、タクシー運転手に転職しました。2000年3月、心筋梗塞により53歳の若さで帰らぬ人となりました

■フォーリーブス

1968年にデビューしたフォーリーブスは、北公次さん、青山孝史さん、江木俊夫さん、おりも政夫さんの四人で活動し、当時はヒット曲を連発しました。

フォーリーブスの誕生でジャニーズアイドルの基礎が決まったともいわれ、先輩ジャニーズであるジャニーズのバックダンサーを務めたり、下積み時代は「ジャニーズJr.」と呼ばれるなど、現在のジャニーズにも通じる要素がありました。

「全員がスター」と、ジャニー喜多川社長の期待を背負い活動を続け、紅白歌合戦にも出演するほどのブレイクを果たしました。しかし、1970年ごろから、人気の衰退がはじまり、メンバーの結婚などもあったことから、1978年に解散してしまいました。

2002年、フォーリーブスは再結成し、青山孝史さんと北公次さんが帰らぬ人となっってしまいましたが、二人のメンバーでライブ活動を行っています。

■JOHNNYS’ ジュニア・スペシャル

フォーリーブスや郷ひろみのバックダンサーで結成されたグループが、JOHNNYS’ ジュニア・スペシャルです。

1975年2月21日に「ベルサイユのばら」でデビューし、大ブレイクしたフォーリーブスの弟分としても注目されたJOHNNYS’ ジュニア・スペシャルは、当時、多くの親衛隊を生み出すほどの人気を得ました。

林正明さんがグループのエースを務め、当時の芸能界にも多くのファンがいるほどでしたが、1978年に解散しました。

■リトル・ギャング

当時中学生だった曽我泰久さんと松原秀樹さんで結成されたデュオグループ「リトル・ギャング」は、1975年に2枚のシングルと1枚のアルバムを発売しました。

しかし、活動期間わずか1年間ほどでリトル・ギャングは解散してしまいました。

■VIP

JOHNNYS’ ジュニア・スペシャルの後進としてデビューしたのが、1978年に「南十字星」でデビューした「VIP」というグループです。

VIPの活動期間は2～3年程で、自然消滅する形で活動を終えることとなりましたが、このグループには、河村信子さんと吉本和子という、二人の女性が加入しており、ジャニーズの歴史上、大変貴重なグループでした。

■シブガキ隊

「2年B組仙八先生」に出演していた薬丸裕英さん、本木雅弘さん、布川敏和さんの三人で結成されたのが、「シブがき隊」でした。

「YMF 正面突破」という当時のアイドル業界らしいキャッチフレーズで売り出されたシブがき隊は、デビュー曲の「NAI・NAI 16」が大ヒットし、人気と知名度を集めました。

1988年8月7日に解散した後は、三人ともジャニーズ事務所を退所し、それぞれタレント活動を再開しました。2018年現在も、テレビで見かける機会も多い人気タレントや俳優として活動を継続中です。

■イーグルス

1983年にシングルデビューしたイーグルスは、ハウス食品のバーモンドカレーのCMにも出演するなど知名度を上げつつも、デビュー後もシブがき隊などのバックダンサーを務め続けていました。

他のデビューしたグループよりも目立った活動ができず、メンバーの脱退やソロ活動の影響で、1985年辺りに活動休止状態となり、その後も復帰することはありませんでした。