相方の田中シングルさんはというと…

そしてさらに事態は深刻な方向へ。

2015年の3月、「8.6秒バズーカー＝8月6日の原爆を現している」「ラッスンゴレライ＝落寸号令雷(原爆を落とすときの号令)」だという都市伝説のような解釈がネット上に姿を現します。

その時すでに多くのファンがいた8.6秒バズーカーですから、アンチが生まれるのも無理はありませんよね。

ですので、この時点では「単なるアンチの仕業」と考える人が多かったと思われます。

2人の代表ネタ「ラッスンゴレライ」ですが、これのネタのセリフがすべて原爆や反日を暗喩している言葉ではないかと解釈する人たちも登場。

始めからザっと書き出していきますね！


・ラッスンゴレライ…落寸号令雷(原爆を落とす号令)

・ちょっと待ってお兄さん…アメリカのB29に「Chotto Matte号」という飛行機が存在した

・説明しろと言われましても意味わからんから出来ません…当時の日本政府が国民に対して説明出来なかったことを表している

・バリ、グアム、ハワイどれですの？…戦争時、日本が攻撃もしくは占領した島

・スパイダーフラッシュローリングサンダー…スパイダー＝蜘蛛＝雲、閃光、雷鳴、これらを総合的に考えて原爆投下の様子

・キャビア、フォアグラ、トリュフ…キャビアは小さな卵＝リトルボーイ(広島に落とされた原爆の名前)、フォアグラ＝ファットマン(長崎に落とされた原爆の名前)、トリュフはキノコ雲


などなど…

エノラ・ゲイとは、アメリカ陸軍のB-29の機名であり、広島へ「リトル・ボーイ」を投下した機体なんです。

世界中にたくさんの国があるのに、この4つを選んで線を引いてテニアン島と繋がるって…ちょっと怖くなってきますね。

初めはただのアンチの仕業、こじつけでしかないと考えていた人たちも、さすがにここまでくるとただの偶然ではないような気がしてきますよね！！

インターネットのSNSで瞬く間に拡散されてしまうこの時代、8.6秒バズーカーのラッスンゴレライも「これは本当に原爆のことを言っているに違いない！」と信じる人がどんどん拡散。マスコミも騒ぐ一大事へと発展していきます。

しかし、当の2人は特に釈明をするでもなく、「違いますよー」くらいの軽い反論しかしていませんでした。

当時東京と大阪を一日に2往復するくらいの忙しさだったお二人ですから、いちいち反論している暇がない、反論したらますます言われるから放っておこう、と思っていたのかもしれません。

ネット上で大騒ぎになってから数週間、沈黙を破ってついに本人たちが否定することになりました。

2015年4月21日放送のネット番組で、ネットで言われていることは全くのデマだという発言をしました。

もう少し早い段階できちんと否定していれば、ここまで大騒ぎになることはなかったかもしれません。

ネットの情報は良くも悪くもすぐに広まりますから、早めの火消しが得策ですよね。

ですが、当人たちはただネタをやっていただけで犯罪を犯したわけではありませんし、ここまでこじつけられるとも思っていなかったのかもしれません。