名前：成田童夢(なりた・どうむ)

生年月日：1985年9月22日

出身地：大阪府大阪市

血液型：AB型

身長：162cm

職業：元スノーボード選手、サブカルチャータレント

成田童夢さんは、小さい頃から父親のスパルタ的教育を受け、スポーツを教え込まれてきました。

まずはウェイクボードを始め、その次はスキーモーグル。その後9歳ころからスノーボードを始めた(始めさせられた？)そうです。

父の教えはとにかくスパルタで、自宅の屋上には大きなトランポリンが設置され、そこでスノーボードのエア・トリックの練習をしていたんだとか。

しかし、そんな父親のスパルタに従う3きょうだいにマスコミが目を付け、小さい頃から成田家の子供たちは注目されるようになります。

何といっても名前が当時としてはびっくりするようなキラキラネームだったのも大きいですね。

長男が「童夢」で長女が「夢露(めろ)」、そして末っ子が”緑の夢”と書いて「緑夢(ぐりむ)」！

「童夢」は昭和の時代にやっていたアニメの主人公だし(そちらは野球の話でしたが)、「夢」の下の「め」だけを読んで「めろ」なんて、一般人には思いもつかない名付け方ですよね。

特に末っ子のぐりむに至ってはさらに意味不明。緑の夢とは一体何なのだろう…童話？と日本中から総ツッコミが入ったのではないでしょうか…。

しかしそんなスパルタ教育を見事ものにした成田童夢さんは、17歳の時にスノーボードのワールドカップで優勝。

次のオリンピックの金メダル候補ともてはやされ、スポンサー企業もたくさんつくように。20歳の時にトリノオリンピックへの出場を決めると、マスコミの報道はますます過熱していきます。

そしてそれに乗るかのように、成田童夢さんは大きな口をきくようになり(いわゆるビッグマウスというやつですね)、そんな成田童夢さんのパフォーマンスを目にした国民の期待も最高潮だったのではないでしょうか。

20歳で挫折を味わい、引きこもり生活まで送ったという成田童夢さん。

しかし、彼には昔からの夢があったんだそうです！

それは「アニメの声優になりたい！」というもの。

かなり意外ですよね！アニメというのはスノーボードなどの競技とは全くの対極にあるものだと思っていました。

成田童夢さんは小さい頃はセーラームーンが好きだったと言いますから、根っからの美少女アニメオタクだった様です。

スノーボードで挫折を味わっていた成田童夢さんは、ある1人の女性に出会います。

その女性に「あなたが本当にいたいことは何？」と尋ねられ、気が付いたのが

「大好きなアニメ・漫画・ゲームなどに関われる仕事がしたい」

だったんだそう。

それをきっかけに声優学校へも行き、アニメや漫画のビジネスの勉強も始めたといいます。

そして、スノーボードとアニメの懸け橋になりたいと、アニメのキャラクターをスノーボードの板に描いたいわゆる「痛板」と呼ばれる商品を展開するようになりました。

平野歩夢選手という逸材の登場により、にわかに盛り上がりを見せたスノーボード界。

2018年2月に行われた平昌オリンピックでは、成田童夢さんもスノーボード解説者として度々メディアで拝見する機会がありました。

ちょっと分かりづらくとっつきにくいスノーボード競技ですが、成田童夢さんの解説はかみ砕いて表現してくれるのでとても分かりやすいと素人にも大好評でしたね！

もしかしたら今後は解説者としての仕事も増えるかもしれません。

成田童夢さんたち3きょうだいを小さい頃から徹底的にしごき、星一徹も真っ青なくらいのスパルタスポーツ教育をしてきた父親の成田隆史(なりた・たかし)さん。

このお写真(右側の白いセーターの男性です)を見ると、なんだかちょっと怪しげなファンキーじいさんにしか見えませんが…。

以前は夢くらぶというスノーボードの教室を主宰していましたが、いつからかトランポリンへシフトしています。

現在は息子の成田童夢さんもコーチとして名を連ねているようです。

ちょっと変わった雰囲気もありますが、こうしてみると「人の良さそうなオジサン」という感じもしますよね…。

このお父様が子供たちを物凄いスパルタ教育でオリンピックへ送り出したとはちょっと思えないくらいですが…。そもそもどうしてそんなにオリンピック出場を子供たちへ課したのかも分かりません。

息子の成田童夢さんが中学卒業時に「アニメの声優になりたい」と訴えた時も、「とりあえずオリンピックに出ろ、話はそれからだ」のような返し方をされたそうです。「とりあえずオリンピック」って、とんでもなく高い目標なんですけどね。

何とびっくり、お父さんは京都大学を卒業された秀才だったのです！

そんな父が子供たちの勉強も見ていたそうですから、中学校くらいまでなら余裕で勉強が出来たのでしょう。

さすがに義務教育なのに通わせないとあって、モンスターペアレント的に思われていたかもしれませんが、京都大学と言ったら東大に次ぐ大学ですから、そんじょそこらの公立学校の先生じゃぐうの音も出ないというところもあったんでしょうかね。