本名：鈴木 正之（すずき まさゆき）
生年月日：1958年12月26日
出身地：東京都板橋区
職業：お笑い芸人
所属事務所：オフィス北野

主な出演作
映画
菊次郎の夏（1999年オフィス北野・日本ヘラルド）バイクの男 役

出演番組

スーパーJOCKEY（1983年-1999年日本テレビ）
オレたちひょうきん族（1984年-1989年フジテレビ）
痛快なりゆき番組 風雲!たけし城（1986年-1989年TBS）
ビートたけしのお笑いウルトラクイズ（1989年-1996年日本テレビ）
北野ファンクラブ（1991年-1996年フジテレビ）
ダウトをさがせ!（1992年-1993年TBS）
足立区のたけし、世界の北野（1997年-2002年フジテレビ）
たけしのコマネチ大学数学科（2006年-2013年フジテレビ）

たけし軍団に加入する前のグレートグレート義太夫さんは、大学の音楽サークルでドラマーとして活動し、プロのミュージシャンを志していました。しかし、ビートたけしのファンでもあったため、ビートたけしさんに直接弟子入りを志願し、たけし軍団に加入しました。

グレート義太夫は、たけし軍団に加入する前に、「俺たちひょうきん族」などの人気番組に出演し、知名度を上げていました。特徴的なキャラクターであったグレート義太夫さんは、俺たちひょうきん族を象徴するキャラクターを演じており、当時の視聴者から絶賛されました。俺たちひょうきん族を観たことがない人も、グレート義太夫さんのキャラクターなら知っている、という人も多いのではないでしょうか？

グレート義太夫さんは、元々ミュージシャンを目指していたため、ソバージュヘアーに大きな体格という、ロックバンドのドラマーらしいルックスでした。しかし、ビートたけしさんにはプロレスラーのようなルックスに見えたため、日本のレスラーであるザ・グレート・カブキさんの名前を盗用し、「グレート義太夫」と名付けたそうです。

グレート義太夫さんがテレビ番組で大活躍していた1980年から1990年代、数々の問題行動を起こしたことで批判されていたオウム真理教が活動していました。地下鉄サリン事件で教団は「アーレフ」と名前を変えて継続しているのですが、地下鉄サリン事件の首謀者である麻原彰晃は、死刑囚として現在も東京拘置所に収監されています。

グレート義太夫さんは、その麻原彰晃と容姿が似ていることから、「麻原彰晃の弟」というとんでもない噂が流れ、インターネットが普及していなかったにも関わらず、日本中に広まってしまい、都市伝説となってしました。

当然、グレート義太夫さんは麻原彰晃とは兄弟ではなく、一切関係はありません。

たけし軍団のお笑い芸人というイメージが強いですが、意外なことに、舞台俳優としても活動しています。グレート義太夫さんが出演した舞台のほとんどが、スパルタ演出家として恐れられたと同時に慕われていた、蜷川幸雄さんの演出作品でした。舞台では主にお笑い担当であり、時にシリアスな作品であっても、グレート義太夫さんの出番だけは、和やかな雰囲気になっていたようですね。

元々はミュージシャン志望だったグレート義太夫さん。お笑い芸人としてデビューしたものの、本来の夢であったミュージシャンとしての活動も度々行ってします。細川ふみえさん、日高のり子さんなどに楽曲提供していたり、エースコック社の人気商品「スーパーカップ」のCMソングを制作したこともありました。

たけし軍団の中でも穏やかな雰囲気のグレート義太夫さん。全盛期だった1995年から、糖尿病を患ってしまい、過酷な闘病生活を開始しました。

名前は知っていても、糖尿病がどのような病気なのか知らない、という人も多いのではないでしょうか？

糖尿病とは、人間の体に必要なブドウ糖の濃さが、必要以上の量になってしまう病気です。高血糖が日常的に続いてしまうと、糖尿病以外の病気にもなりやすくなってしまい、最悪、命に関わる危険な病気になる可能性もあるのです。

糖尿病は、名前に「糖」が含まれているため、ケーキなどの甘いものや、砂糖を摂取しすぎるとなってしまう病気と勘違いされることがあります。実際のところ、甘いものが原因というわけではなく、毎日の食生活が一番の原因となります。

「高カロリーな食べ物を食べすぎる」、「暴食を続ける」、「野菜を食べずに油ものなどを食べ続ける」といった食事を続けると、糖尿病になってしまうリスクが上昇します。

糖尿病になってしまうと、完治するのは難しく、長期間に渡って治療を続けなければいけません。数年ではなく、10年以上の治療が必要な場合もあるので長い目で治療しなければいけないでしょう。

また、糖尿病になってしまった人は基本的に肥満体ですので、体脂肪も落として、健康的な体を手に入れなければいけません。そのため、糖尿病の治療はダイエットも伴いますので、日常的に食べ過ぎていた人や、好きな食べ物しか食べない人、運動が苦手な人などは、糖尿病の治療のために奮闘しなければいけなくなります。

治療費も高額
糖尿病の自己負担額は、年間で4～13万円と言われており、治療方法によって治療費は多くなります。また、糖尿病は、一生治らない病気と言われているくらい治療が難しいため、毎年、糖尿病のために高額な治療費を払い続けると、生活面でも苦行を強いられることになってしまうでしょう。


グレート義太夫さんが糖尿病になってしまった理由
グレート義太夫さんも、日常の食事が原因で、糖尿病になってしまいました。しかし、グレート義太夫さんの場合、単純に食べ過ぎただけでなく、豪華な食事が続いたことも、糖尿病になってしまった理由のようです。

たけし軍団の一員であるグレート義太夫さんは、ビートたけしと他の団員たちと、頻繁に食事に出かけていたそうです。本来、師匠と弟子という関係は、師匠が食事をしている間、弟子は外で待機していることが一般的なのですが、ビートたけしさんの場合、たけし軍団の弟子たちを全員、見せの仲間で連れていき、食事を共にしていました。

ビートたけしさんとの食事の際は、いつも豪華な料理が並んでいたそうです。高級うにの軍艦巻きが並んでいたこともあったようで、そのようなご馳走を、たけし軍団全員で平らげており、芸能界デビューを果たしてからは、ビートたけしさんのおかげもあり、毎日の食事が豪華になったと、グレート義太夫さん本人が語っていました。

たけし軍団に加入する前は80kgだった体重が、豪華な食事を続けるうちに114kgまで太ってしまったものの、グレート義太夫さんは、これまでと変わらない生活を続けました。

すると、体にある異変が起こってしまいました。

1995年に入っても、いつもと変わらない食事を続けていたグレート義太夫さん。体重量ると、86kgまで痩せており、その後も痩せていき、体調も悪くなってしまい、ある日、意識を失い、気が付いたころは救急車の中にいたそうです。