守田英正さんは、大阪府高槻市出身で、兄と姉の三人兄弟で5人家族です。ご両親とお姉さんはテニスをしていたそうです。とにかくボールを蹴ることが好きだった守田英正さんは、5歳年上のお兄さんの影響で、幼稚園の頃からサッカーをはじめました。

地元の高槻清水FCに入団し今と同じMF、DFのポジションについています。この頃から、攻撃的なボランチだったそうです。プロサッカー選手で、日本代表にも選出。現在は、プリメイラ・リーガ・スポルティング・クルーベ・デ・ポルトガルに所属。

サッカーも頑張っていた守田英正さんでしたが、遊びも目いっぱいの少年だったそうです。

守田英正さんは、地元の公立学校高槻市立清水小学校に入学しています小学生時代もボランチでプレーしていた、守田英正さんは、とても楽しそうにピッチを走り回るスタイルが印象的だったそうです。

この頃からプロを目指し、ガンバ大阪のジュニアユースを受験しますが、残念ながら不合格となってしまいました。この結果がきっかけで、クラブチームでサッカーをしたいという考えがになり、お兄さんがプレーしていた中学に入学することを決意します。

守田英正さんは、高槻市立第九中学校入学します。中学時代のサッカー部顧問が、とても熱心に指導してくれる指導者だとお兄さんから聞きその先生に教えてもらいたいと考えていたそうです。

サッカー部は全国レベルではありませんでしたが、大阪府内では強いチームでした。守田英正さんの中学時代は、これまでのサッカー人生で、サッカーに1番打ち込んだ時期だそうです。

中学卒業後、守田英正さんは金光大阪高等学校に進学します。
金光大阪高等学校は、地元の大阪府高槻市にある高校で、中高一貫の私立校です。金光大阪高等学校は、文武両道を重んじ、部活動が盛んです。サッカーだけでなく、野球部や吹奏楽部は、全国大会に出場するほどの強豪校だそうです。

しかし、高校時代の守田英正さんは特に目立った活躍はなく、「全国区の選手ではなかった」と話しています。自身を「埋もれていた」と、自虐的に話していた守田英正さんですが、対戦相手からは高い評価をされていたそうです。

高校3年生の時にはサッカー部キャプテンを務め、背番号10番。中学時代と打って変わって、高校時代は壁にぶつかった時期だとお話されています。「高校で全国制覇できればいい」と思っていましたが、結局高校3年間で全国大会に出場することすらできませんでした。

金光大阪高等学校の監督は、当時の守田英正さんについて、「実力は並よりやや上。しかし、責任感の強さと走る力が際立っていた」と話しています。サッカー選手は、足が速い人が多いですが、監督が見てきた30年間の中でも、守田英正さんはトップクラスだったそうです。

決して目立った選手ではなかったですが、努力してサッカーに真摯に向き合った結果、世界で活躍する選手にまで成長しました。

守田英正さんは高校卒業後、流通経済大学法学部ビジネス法学部に進学しました。サッカー部が強豪だったこの大学を選んだようですね。

守田英正さんは、高校時代に実力不足を感じ、プロになるためには、プロを輩出する伝統のある大学に進む必要があると感じ流通経済大学への進学を決めたそうです。

きっかけは、高校2年生のときに、流通経済大学付属柏高校と対戦することがあり、その強さに衝撃を受けたことです。この時に対戦した相手と、一緒のチームでサッカーをやりたい、と思いもあり、流通経済大学進学を希望しました。

さらにサッカー推薦ではなく、セレクションを1から受けて合格しています。流通経済大学に入学してからは、サッカーが楽しくて仕方がなかったそうです。自分より上手な選手がたくさんいる中で、刺激を受けることが、守田英正さんに活かされています。

もちろん大学入学当初から、順風満帆とは言えずに、大学1年生のときは、全日本大学サッカー選手権でトップチームに上がりますが、出場はできませんでしたしかし、守田英正さんに転機が訪れます。小学生のころから、ずっと攻撃型ボランチとしてプレーしてきた守田英正さん。

しかし、大学ではそれが通用しません。大学のチームは、守備に重点を置くチームだったので、攻撃型ボランチではなく、守備型ボランチに切り替えました。守田英正さんが攻撃面でチームから指摘されていたのは「ラストパスも出せないし、シュートも打てない。決定的な仕事ができない」ということでした。

練習してもなかなか上達したかったこともあり、ボランチはもう無理かと思う時もあったそうです。課題だった、ボランチのスタイルをどうするかと考えた結果、守備に特化したボランチに切り替える決心をします。

ここから、守備型ボランチに変えたことで、着々と実力をつけ、どんどんボールを奪うのが楽しくなっていったそうです。そして、大学No1ボランチとなった、守田英正さん。

大学4年生で、全日本大学サッカー選手権で優勝し、大会最優秀選手賞も受賞。いくつかのプロクラブチームからオファーを受け、川崎フロンターレへの入団を決めました。流通経済大学卒業後、川崎フロンターレに入団後すぐに、追加召集され日本代表デビューしています。