名前：早乙女 友貴（さおとめ ゆうき）
本名：西村 友貴（にしむら ゆうき）
生年月日：1996年5月14日
出身地：福岡県北九州市
血液型：AB型
身長：172cm

早乙女友貴は、元「劇団朱雀」（株式会社S.J.K）所属の俳優で、エイベックス・マネジメントを経て、現在はフリーで活動しています。

父親が劇団「葵劇団」の劇団員だったことから、1歳だった1997年に初舞台を踏み、葵劇団の舞台「子連れ狼」の大五郎役でデビューしました。

6歳の頃から本格的に舞台に出演してキャリアを積み、2002年に父親が葵劇団から独立して設立した「劇団朱雀」の団員としても活動しました。

2012年9月には、舞台中に怪我をした兄・早乙女太一の代役として舞台「MOON SAGA-義経秘伝-」に稽古4日で急遽出演したことで注目を浴びました。

2016年10月には神奈川・杉田劇場で「早乙女友貴 20th Anniversary Event Vol.2 in 杉田劇場」を開催し、劇団朱雀解散後、初の大衆演劇座長を務めました。

私生活では2016年9月12日に「SPEED」の島袋寛子との婚約を発表し、翌2017年2月11日に結婚しましたが、2023年1月31日に離婚を発表しました。

ここではそんな早乙女友貴の実家と家族をまとめました。
幼い頃から俳優として活動してきた早乙女友貴の実家エピソード、父親・母親・兄弟・姉妹、兄の早乙女太一との関係など、家族の情報をお届けします。

早乙女友貴は、大衆演劇の家系に生まれました。

父親・母親ともに「葵劇団」の劇団員で、父親が独立して「劇団朱雀」を立ち上げてからは、早乙女友貴も劇団員として舞台に立つ日々を送りました。

2015年2月に劇団朱雀は解散を迎えましたが、本格的な芝居と華やかなショーの構成は人気が高く、兄である早乙女太一が2代目座長として2019年から2020年にかけて復活公演が開催されました。

前述したように早乙女友貴の実家は大衆演劇の家系だったため、幼少期から全国各地を転々とする生活を余儀なくされました。

そのため早乙女友貴の出生地は福岡県北九州市であるものの、幼少期を過ごした実家についてはほとんど情報が残っていません。

劇団員の両親と共に旅芸人として全国各地を回り、劇場や温泉地を転々とする生活を続け、ほとんど毎月のように引っ越していたといいます。

学校もその度に転校を余儀なくされていたようですが、学校生活を送る時間はほぼなく、2〜3時間目まで授業を受けて帰って昼夜二回公演をこなし、終演後の夜は稽古をするというハードな生活を送っていました。

また、父親はかなり厳しい性格で徹底したプロ意識の持ち主らしく、子供たちが稽古で上手く芝居ができないと殴る蹴るは当たり前だったといいます。

ここからは早乙女友貴の家族についてお届けします。

早乙女友貴の家族構成は、父親・母親・兄・本人・妹の5人家族で、3人兄弟の真ん中として育ちました。

父親は「葵劇団」の元劇団員で「劇団朱雀」の元座長・葵陽之介、母親は「葵劇団」の元劇団員・鈴花奈々、兄は俳優の早乙女太一、妹は女優の鈴花あゆみです。

早乙女友貴の父親・葵陽之介（本名：西村太志）は、福岡県出身の大衆演劇俳優です。

「葵劇団」の葵好次朗座長に憧れて1987年に入団し、17歳で初舞台を踏みました。

2002年に独立して「劇団朱雀」を立ち上げ、子供達も団員として共に舞台に立ちましたが、同劇団は2015年2月に解散を迎えました。

早乙女友貴の母親・鈴花奈々（本名：西村弘美）は、父親と同じく「葵劇団」の元劇団員です。

14歳の時に大衆演劇の世界に足を踏み入れ、同じ大衆演劇の世界で生きてきた葵陽之介と出会って結婚しました。

葵陽之介からのプロポーズの言葉は「俺と結婚しろ！」という半ば脅しのようなプロポーズでしたが、結婚後は3人の子宝に恵まれました。

子供たちが幼い頃は育児をしながら劇団の仕事も行なっており、多忙な毎日を送っていました。

名前：早乙女 太一（さおとめ たいち）
本名：西村 太一（にしむら たいち）
生年月日：1991年9月24日
出身地：福岡県北九州市
血液型：B型
身長：174cm

早乙女友貴の兄・早乙女太一。
劇団員の両親の元に生まれて幼い頃から大衆演劇の世界で育ち、4歳だった1995年に初舞台を踏みました。

小学生の時にはすでに役者としてビートたけしから一目置かれていた存在で、2003年に北野武監督映画「座頭市」に出演して映画デビューを果たしました。

女形としての才能に溢れた役者で、写真家の篠山紀信もその美貌に惚れ込んでいたという逸話の持ち主です。

2019年には父親の劇団「劇団朱雀」の2代目座長に就任し、同劇団の復活公演を成功させました。

早乙女友貴と早乙女太一の兄弟エピソードといえば、舞台中に怪我をした兄の代わりに弟が代役を務めたことが有名です。

2012年9月18日、劇団朱雀の公演中に早乙女太一が高さ3.5メートルの2階桟敷席から飛び降りるシーンで着地に失敗し、左足を骨折して全治3ヶ月の怪我を負いました。

途中降板となった早乙女太一の代わりに弟の早乙女友貴が代役を務め、舞台は千秋楽まで上演されています。

ただ、早乙女太一は怪我をした日の8日後に、別の舞台「MOON SAGA 義経秘伝」が控えていました。

舞台「MOON SAGA 義経秘伝」は、ミュージシャンのGACKTが原作・脚本・演出・主演を務め、人気創作集団「CLAMP」が企画協力・衣装コンセプトデザインを手掛けた時代劇ファンタジーです。

物語は平安時代後期が舞台で、特殊能力を持つ主人公・源義経が苦悩しながら生きる姿を描いたストーリーとなっており、早乙女太一は〝もののけ・陰〟の役を演じました。

時代劇での〝もののけ〟の役とあって、早乙女太一には激しい立ち回りシーンが用意されていました。

この舞台では怪我で殺陣のシーンを演じられない早乙女太一の代わりに、早乙女太一が自身で演じられない立ち回りのシーンを早乙女友貴が代役として担当し、声の芝居は早乙女太一が舞台に張り付く形で担当するという兄弟二人一役で上演されました。

怪我をして急遽の代役ということで、早乙女友貴の稽古時間はわずか4日間しかなかったといいます。
4日間で台本を覚え、激しい立ち回りの流れを覚え、目まぐるしい動線を理解して演じるというのは、並の役者では到底できません。

早乙女友貴は急遽出演が決まった心境について「不安でいっぱいです」と素直な思いを吐露しながらも、「できることを精いっぱいやりたい」と前向きな決意を口にしました。

兄の早乙女太一も「できる範囲で弟に伝えることは伝えて、協力していきます」と弟をサポートしつつ、「不安はありますが心を強く持っていきたい」と決意を語りました。

幼い頃から大衆演劇の世界で生きてきた兄弟二人の対応力は素晴らしく、〝陰〟というキャラクターを二人三脚で作り上げて無事に千秋楽まで演じきりました。