名前：木山 将吾
別名：山崎 銀
本名：山﨑 正人
生年月日：1970年2月23日
出身地：長野県長野市松代町
血液型：B型

木山将吾は、ジャニーズ事務所に所属していたアイドルグループ「光GENJI」のメンバー候補にもなった元ジャニーズJr.です。

ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川から性被害に遭った事実を赤裸々に語った暴露本「SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ」の著者としても知られています。

木山将吾は15歳の時にジャニー喜多川に見出されてジャニーズJr.となり、ジャニーズJr.内ユニット「桜隊予備軍」の一員として活動していました。

当初は本名の山﨑正人名義でしたが、ある日ジャニー喜多川から直々に「Youを光GENJIのメンバーにする」と言われ、木山将吾の芸名を与えられたといいます。

光GENJIの8人目のメンバー候補として輝かしい未来が約束されていましたが、その裏ではジャニー喜多川からの性被害に遭う日々を送っており、その性被害に耐えられずデビュー前にジャニーズ事務所を退所しました。

木山将吾は17歳の時にジャニーズ事務所を退所した後、元ジャニーズJr.、いわゆる〝辞めジュ〟で構成されたグループで活動を開始しました。

1988年11月、フォーリーブスの北公次の下に集まった阿部順一・平本淳也・倉田順一・赤木奈緒の4人が「新・フォーリーブス」のグループ名でデビューし、その後メンバー増加に伴い木山将吾は山崎銀の芸名で加入。
「新・光ゲンジ」「SHADOW」「牛若丸」のグループ名で活動し、レコードデビューも果たしました。

レコード発売、毎月開催のライブ、プロモーションビデオ作製など活動は順調と思われましたが、メンバー間のトラブルによりグループは1990年3月に解散を迎えました。

「新・フォーリーブス」「SHADOW」「牛若丸」のメンバーには、今でもジャニーズ事務所で活躍する現役ジャニーズタレントと共に活動していた元ジャニーズJr.が大勢在籍していました。

リーダーの阿部順一は元シブがき隊の薬丸裕英や元少年隊の植草克秀と同い年で、ジャニーズ時代にはテレビドラマ「3年B組貫八先生」や「乙女学園すみれ寮」などに出演していました。

平本淳也は「ジャPAニーズ・ジュニア」の元メンバーで、1983年に映画「あいつとララバイ」に出演し、現在は「株式会社ジェイズ」など数々の企業の代表取締役CEOを務める実業家です。

赤木奈緒はV6の坂本昌行、TOKIOの国分太一らと同期でした。

その他にも倉田順一や安藤孝秋、そして元ジャニーズJr.ではない井上真弘や市村和也など多くのメンバーが在籍し、解散後はそれぞれの道へと進みました。

1990年3月にグループ解散を迎えた木山将吾は、その後芸能事務所「斎藤耕一プロダクション」に移籍し、俳優としての活動を開始しました。

1993年、京都の企業「クボタ」の社長・窪田操による壮絶な半生を綴った書籍「ぼっけもん-クボタ社長の壮絶な人生録」の映画化作品「望郷」に出演しています。

映画「望郷」は、斎藤耕一監督、松山善三脚本、田中健主演で制作されたもので、1994年の「第17回 日本アカデミー賞」で優秀脚本賞・優秀編集賞を受賞した作品です。

しかし木山将吾の俳優業は鳴かず飛ばずとなり、その後は居酒屋の店長として働いたり、1995年には自主出版でCDを発売したりと、細々とした活動を行なってきました。

そして芸能界のメインストリームから離れてしばらく経った2005年。
ジャニー喜多川から受けた性被害を赤裸々に綴った暴露本「SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ」を出版して話題になりました。

2005年に木山将吾名義で出版した書籍「SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ」。

これは15歳から17歳までの2年間をジャニーズJr.として過ごした木山将吾が、ジャニー喜多川から直々に貰った芸名をペンネームに使い、ジャニーズ事務所の闇を明るみにした暴露本です。

光GENJIの候補メンバーだった木山将吾は、その華やかな世界の裏側で、ジャニー喜多川から数々の性被害を受けてきました。

生々しく惨たらしい性被害を赤裸々に暴露し、その内容は多くの人に衝撃を与えました。

ここでは木山将吾の暴露本の内容、そしてその暴露が嘘なのか本当なのか、ジャニー喜多川の行為の真相をお届けします。

2005年発売、木山将吾著書「SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ」の内容をお届けします。

まずは目次から本の内容を見ていきましょう。

序章「僕は嘘つきだった」
第1章「ジャニー喜多川の愛人だった」
第2章「僕は普通の少年だった」
第3章「そして、それは始まった」
第4章「僕はジャニー喜多川とセックスをした」
第5章「ジャニーズ事務所の真実」
第6章「ついにデビューへ」
第7章「北公次の告発─僕らは立ち上がった」
第8章「ジャニーズをやめてもつきまとう芸能界の汚濁」
第9章「ジャニーズとの最終戦争」

目次だけを見ても、当時10代だった木山将吾がジャニー喜多川からどんな事をされたのか想像がつくと思います。

それでは、本に書かれた性被害の内容も見ていきましょう。

木山将吾は15歳の時にジャニーズ事務所に入所し、すぐにジャニー喜多川に見出されてお気に入りJr.の一人になりました。

本に書かれた内容を掻い摘んで説明すると、ジャニー喜多川と食事する際には、木山将吾は箸を持たずにジャニー喜多川の膝の上に乗り、ジャニー喜多川が口に運んできた料理を食べていたといいます。

ジャニーズタレントやジャニーズJr.が寝泊まりする合宿所では、ジャニー喜多川と一緒に風呂に入り、全身を洗われたことも明かしていました。

合宿所に寝泊まりするようになると、ジャニー喜多川は木山将吾を抱きしめたり、性器を擦り付けたりといった直接的なセクハラをするようになりました。

その行為は合宿所内だけに留まらず、移動の車の中でも体を触ったりキスをせがんできたりと、次第に行為をエスカレートさせるようになりました。

まだ年端もいかぬ少年だった木山将吾は、明らかにおかしい事をされていると自覚しながらも、デビューを仄めかすジャニー喜多川の言葉によりそれを受け入れてしまったのだといいます。

そしてある日、手や口だけでなくそれ以上の行為にまで発展したというのです。

暴露本にはその行為の内容も赤裸々に綴られていますが、あまりにも生々しく目を背けたくなるような内容のため、ここでは要点だけをまとめました。
もしどうしても気になるという方は、実際に本を手に取って内容を確認してください。

木山将吾はジャニー喜多川の中でも屈指のお気に入りJr.となり、光GENJIとしてのデビューを決めるところまで辿り着きました。

しかし、デビューを目前にしたある日、木山将吾は「ジャニー喜多川はジャニーズJr.達に女性ホルモンの注射を打っている」という噂を耳にします。

そんな噂が流れる中で、一緒にデビューする予定だった光GENJI・諸星和己から言われた「次は木山くんの番」という言葉がきっかけで、ジャニーズ事務所ひいてはジャニー喜多川から離れたいという気持ちが大きくなりました。

ジャニー喜多川からの性被害に耐え、デビューの夢を掴み取ろうというところまで来た木山将吾ですが、この言葉をきっかけに合宿所やレッスンに足を運ぶことはなくなり、ついに17歳の時にジャニーズ事務所を退所しました。

木山将吾の暴露本「SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ」は、現在は発売中止状態です。

しかし2007年3月に新編集版「KAT-TUNへ - 赤西仁がやめた本当の理由」が再出版されています。

どちらも内容に大きな差はありませんが、ジャニー喜多川からの性被害を生々しい表現で綴ったこの本は多くの人の間で話題になりました。

この本の読者も「ショッキングな内容」「華やかなジャニーズの裏側」「ここまで暴露するとは」と驚きの声を上げています。

2023年にジャニー喜多川から性被害を受けた元ジャニーズJr.の証言が海外でも報じられたことで、木山将吾の本も再び注目を浴びることになりました。