名前：木山 将吾
別名：山崎 銀
本名：山崎 正人
生年月日：1970年2月23日
出身地：長野県長野市松代町
血液型：B型

木山将吾は、かつてジャニーズ事務所に所属していた元ジャニーズJr.で、伝説的アイドルグループ「光GENJI」のメンバー候補だったことで知られています。

高校1年生だった15歳の時にジャニーズ事務所に入所してジャニーズJr.となり、ジャニー喜多川に見出されてジャニーズJr.内ユニット「桜隊予備軍」の一員として活動しました。

入所当初は本名の山﨑正人名義でしたが、ジャニー喜多川から芸名を与えられ、木山将吾の名前で活動を開始しました。

木山将吾はジャニー喜多川のお気に入りJr.の一人で、社長直々に「Youを光GENJIのメンバーにする」と言われたことがあったといいます。

しかし後述する暴露本の欄でも紹介するように木山将吾はジャニー喜多川からの性被害に遭っており、それに耐えられずに17歳の時にジャニーズ事務所を退所しました。

2005年、木山将吾がジャニー喜多川から受けた性被害について赤裸々に語った暴露本「SMAPへ - そして、すべてのジャニーズタレントへ」を出版しました。

この書籍は木山将吾自身がジャニー喜多川から受けた性被害について詳細に語ったもので、初めて合宿所に泊まった時の出来事から、ジャニー喜多川から手を出されるまでになった時のことまで、包み隠すことなく生々しい表現で綴られています。

2023年現在、かつてジャニーズ事務所に所属していた元ジャニーズJr.達が次々にジャニー喜多川からの性被害を暴露していることで、木山将吾の暴露本にも再び注目が集まっています。

ここでは木山将吾がどんな人物だったのか、本名をはじめとするプロフィールから現在の活動に至るまで、その半生をまとめました。

光GENJIのメンバー候補だった若い頃の活動、ジャニーズ事務所退所後の経歴、現在の家族や結婚の有無、最新の仕事情報など、木山将吾の過去と現在をお届けします。

木山将吾の本名は「山崎正人」です。

「木山将吾」という名前はジャニーズ時代にジャニー喜多川から与えられた芸名です。

ジャニーズ事務所退所後は「山崎銀」の芸名でグループ活動をしていたことがあり、現在の芸名は「山崎ぎん」となっています。

ここからは木山将吾の若い頃、ジャニーズ時代から退所後の活動までをお届けします。

木山将吾は高校1年生だった15歳の時にジャニーズ事務所に入所し、ジャニーズJr.で構成された「桜隊予備軍」の一員として活動していました。

次第にジャニー喜多川のお気に入りJr.として頭角を現し、ジャニー喜多川本人から直々に「Youを光GENJIのメンバーにする」と宣言されたといいます。

ジャニー喜多川の構想では光GENJIは8人組グループとしてデビューさせる予定でしたが、前述した通り木山将吾はジャニー喜多川から性被害に遭っており、それに耐えられず17歳の時にジャニーズ事務所を退所しました。

デビュー直前に木山将吾が退所したことで光GENJIは7人組グループとしてデビューし、日本を席巻する伝説的な人気を獲得しました。

1987年8月19日、「STAR LIGHT」でレコードデビューを果たした光GENJI。

キャッチフレーズは「超新星からのメッセージ」で、メンバー達がローラースケートを履いて踊るダイナミックなパフォーマンスが評価され、デビュー直後から爆発的な人気を獲得しました。

社会現象となるほどのブームとなり、アイドルにして経済誌にも取り上げられるほどの活躍を見せましたが、その活動は長くは続かず、1995年に解散を迎えました。

木山将吾はジャニーズ事務所退所後、元ジャニーズJr.で構成されたグループに加入しました。

1988年11月、ジャニーズ事務所と対立関係にあった北公次（元フォーリーブス）の下に元ジャニーズJr.が集まり、「新・フォーリーブス」が結成されました。

初期のメンバーは、薬丸裕英や植草克秀と同い年で、ジャニーズ時代にドラマ「3年B組貫八先生」や「乙女学園すみれ寮」に出演していた阿部順一。

ジャニーズJr.ユニット「ジャPAニーズ・ジュニア」の元メンバーで、1983年に映画「あいつとララバイ」に出演した平本淳也。

「クラポン」や「カッポン」の愛称で親しまれた倉田順一。

V6の坂本昌行、TOKIOの国分太一らと同期だった赤木奈緒の4人です。

ここに木山将吾、安藤孝秋、そしてジャニーズ事務所には所属していなかった井上真弘や市村和也も加入し、「新・光ゲンジ」「SHADOW」「牛若丸」のグループ名で活動しました。

彼らが発売したレコード・カセットは以下の通りです。

シングル「WAZA WAZA／雨になりそうさ」（1989年）
オムニバスアルバム「ウィ・アー・ザ・ジャニーズ」（1989年）
カセット「太陽はひとりぼっち」（1989年）
カセット「シャドー パート2～ガンバレ!奈緒ちゃん!」（1990年）

発売された曲のタイトルを見るとわかるように、どの曲もジャニーズを意識したものになっています。
オムニバスアルバム「ウィ・アー・ザ・ジャニーズ」といった直接的なネーミングから、光GENJIのシングル「太陽がいっぱい」に対抗した「太陽はひとりぼっち」まで、元ジャニーズであることを利用した作品を多く発表してきました。

レコードデビューを果たした彼らは、毎月ライブを開催したり、プロモーションビデオを制作したりと精力的に活動しましたが、メンバー間で揉め事が起きたことでグループは1990年3月に解散を迎えました。

木山将吾は元ジャニーズJr.で結成されたグループ「SHADOW」並びに「牛若丸」のメンバーとしてデビューした後、1990年に解散してからは一度俳優の道に足を踏み入れています。

グループ解散後に芸能事務所「斎藤耕一プロダクション」へ移籍し、1993年10月9日公開の映画「望郷」に出演。

映画「望郷」は、京都の企業「クボタ」の社長・窪田操の半生を綴った人生録「ぼっけもん-クボタ社長の壮絶な人生録」の映画化作品です。

家族の崩壊、若い頃の極貧生活、弟の餓死、薬物や逮捕など、血と涙に塗れた凄まじい半生を赤裸々に語った作品で、斎藤耕一監督・松山善三脚本・田中健主演で映画化されました。

木山将吾は端役での出演でしたが、映画自体は専門家からも高く評価されるクオリティで、1994年の「第17回 日本アカデミー賞」で優秀脚本賞・優秀編集賞を受賞しています。
また、主演を務めた田中健は「第18回 報知映画賞」で主演男優賞に輝きました。

作品自体の評価は高いものの木山将吾の俳優業は鳴かず飛ばずで、その後は地元に戻り居酒屋の店長として働くなど一般人の生活に戻ることになりました。