名前：宮城 大弥（みやぎ ひろや）
生年月日：2001年8月25日
出身地：沖縄県宜野湾市
身長：171cm

宮城大弥は、オリックス・バファローズ所属のプロ野球選手です。

4歳の時に少年野球チームで野球を始め、早くから頭角を現して中学時代には「侍ジャパンU-15」の代表選手に選出されました。

高校は沖縄県那覇市のスポーツ強豪校・興南高校に通い、甲子園出場を経験しています。
2019年には「侍ジャパンU-18」の代表選手に選出され、若い頃から日本代表として活躍してきました。

これらの成績が評価され、2019年のドラフト会議でオリックス・バファローズから指名を受け、契約金8000万円・年俸770万円（推定）で入団。

契約金のうち約2000万円は、沖縄県の出身小中学校や野球チーム、沖縄県の自治体などへ寄付したことが判明しています。

2020年6月25日、阪神タイガース戦で公式戦デビューを果たした宮城大弥。

入団1年目のルーキーイヤーは二軍スタートとなり、13試合に登板して多くの試合で好投を見せたことで、ウエスタン・リーグ最多勝を獲得しました。

「NPB AWARDS 2020」では優秀選手賞・殊勲賞・ビッグホープ賞・期待賞を受賞するなど、ルーキーイヤーから大きな存在感を示し、一軍昇格後も先発出場で活躍しています。

2021年には一軍の先発として安定し、23試合13勝4敗・防御率2.51という好成績でオリックス・バファローズ25年ぶりのリーグ優勝に貢献。
この活躍により、オールスターゲームのファン投票でパ・リーグ先発部門の第1位に輝きました。

さらに「NPB AWARDS 2021」ではパ・リーグ新人王に輝いており、これは高卒2年目の投手としては25年ぶり、高卒2年目のパ・リーグ先発投手としては史上初という快挙となりました。

2022年には2年連続で開幕ローテーション入りし、8月には西武戦でプロ初の完封勝利を達成。
自身初の月間MVPに選ばれ、チームのリーグ連覇にも大きく貢献しており、日本シリーズではチーム26年ぶりとなる念願の日本一を果たしました。

数々の成績が評価され、オリックス・バファローズになくてはならない投手となった宮城大弥は、高卒3年目にして推定年俸8000万円で契約を更改しています。

プロ野球選手として成功を果たした宮城大弥ですが、実は幼少期から経済的に苦しい家庭で育ったことを明かしており、現在は野球で稼いだお金で地域への貢献に尽力していることがわかっています。

ここでは宮城大弥の実家と家族の情報、貧乏伝説についてもまとめました。
宮城大弥の実家の場所と地元エピソード、父親・母親・兄弟・姉妹など家族の情報、幼少期の貧乏エピソードをお届けします。

宮城大弥は沖縄県宜野湾市の出身です。
宜野湾市は沖縄本島中南部に位置し、普天満宮や宇地泊西原丘陵古墳群など古くからある観光スポットが有名です。

宮城大弥は地元・宜野湾市立嘉数中学校を経て、那覇市の興南高校に進学し、高卒でオリックス・バファローズに入団しました。

プロ野球入りする際に契約金8000万円のうち約2000万円を出身小中学校や野球チーム、沖縄県の自治体などへ寄付したことが判明しており、高卒にして社会貢献に積極的なことが話題になりました。

これは宮城大弥の実家が経済的に苦しい家庭で、野球を続ける中で学校や地域に支えられて過ごし、その恩返しをしたいという思いから生まれた行動です。

宮城大弥はどんな家庭に生まれたのか、本人が明かした貧乏伝説についても見ていきましょう。

宮城大弥が経験してきた貧乏伝説について見ていきましょう。

宮城大弥は2019年にドラフト会議でオリックス・バファローズに入団しましたが、ドラフト前にTBSで放送された特別番組「ドラフト緊急生特番！お母さんありがとう」で実家や家族について語りました。

番組では宮城大弥の両親に取材を行い、それを元に作られた再現ドラマで幼少期のエピソードが紹介されています。

宮城大弥がまだ幼かった頃、父親が交通事故に遭ったことで左腕が不自由となり、その影響で定職に就くことが難しく、一家は貧乏暮らしを余儀なくされました。

小さなアパートの6畳一間に家族4人で暮らし、仏壇、テーブル、テレビ、タンスを置いた狭い部屋で、隙間を縫うようにして過ごしていました。

食費にも困る生活となり、実家のカレーは具がないルーとご飯のみだったといいます。
生命線である水道も止められたことがあり、贅沢とは縁遠い生活を送っていました。

貧乏を余儀なくされた家庭で育った宮城大弥ですが、4歳の時から野球を始めてすぐに頭角を現し、その才能を開花させました。

しかし実家が貧乏だったためにユニフォームはつぎはぎだらけで、一番安いグローブでさえ買えなかったといいます。

貧乏を理由にチームメイトから陰口を叩かれたり、からかわれたりすることもありましたが、そんな生活を払拭させるかのように野球に夢中になり、持ち前のセンスと努力で立派な選手へと成長しました。

宮城大弥は幼少期からの貧乏経験を糧に、現在は同じ境遇の子供を支援する活動や、地元への社会貢献活動を進めています。

2022年には、経済的な理由でスポーツを断念しなければならない子供達を支援するため、沖縄県内の小学生から高校生までのアスリートを支援する「一般社団法人 宮城大弥基金」を設立しました。

これは経済的な理由でスポーツを断念する子供達が減るよう、用具代や遠征費などの活動費を継続的に支援する試みで、宮城大弥の父親が中心となって動いています。

選手個人がスポーツ選手を支援するために財団法人を設立したというのは野球界史上初と言われており、宮城大弥の素晴らしい活動に注目が集まっています。