芸名、市川 猿之助（いちかわ えんのすけ）は、歌舞伎役者の名跡です。2012年6月に二代目市川亀治郎改め、四代目市川猿之助を襲名しています。屋号は澤瀉屋。定紋は澤瀉。替紋は三つ猿です。

市川猿之助さんは、歌舞伎だけではなく、ドラマやバラエティ番組などでも幅広く活躍しています。 大河ドラマ「風林火山」に出演し注目を集めていました。

四代目市川猿之助さんは、先代の(現・市川猿翁さん)ゆずりといわれる芸への情熱と革新的な芸術志向が歌舞伎界でも唯一の役者と言われています。

市川猿之助さんの家族は両親と市川猿之助さんの3人家族です。父親は四代目市川段四郎さん。また、「市川猿之助」の名跡は叔父の二代目市川猿扇さんから譲られています。

市川猿之助さんは、小さい頃から歌舞伎の舞台に立ち、お稽古や舞台を楽しんでいたそうです。市川猿之助さんは福山雅治さんのラジオ番組にハマり、福山正弘さんの大ファンだと公言しています。

ラジオ番組に市川猿之助さん本人が、電話でリクエストもしたほどです。

市川猿之助さんの出身小学校は暁星小学校です。

暁星小学校は、私立男子校で都内でも有数の名門として有名です。市川猿之助さんは、小学校受験をしこの学校に入学しています。小学校時代の市川猿之助さんは、寺巡りが趣味だったそうで、鎌倉市内の寺院を完全制覇したとお話されています。

小学生でお寺が好きとは、なかなか渋い趣味ですよね。さらに市川猿之助さんは、子供ながらにグルメだったそうです、多くの名店に通っていたとしています。

歌舞伎の名門の家庭に育ったからこそ、名店で食事をする機会が多かったのでしょう。小学校受験で私立学校に入学し、グルメ、お寺巡りが好きな小学生と聴くと裕福で品のある家庭で育ったご子息、といったイメージですね。

市川猿之助さんの出身中学校は暁星中学校です。こちらも、男子校で小学校からの内部進学で入学しています。暁星中学校は、偏差値66〜69で優秀な学校ですね。中学時代の市川猿之助さんは変わらず学業で優秀。常に学年の上位10位以内に入っていたそうです。

特に、文系科目が得意だったそうですが、理系科目は苦手だったようです。暁星中学校は、サッカーの強豪校であることもあり体育の授業でもサッカーに力を入れています。市川猿之助さんも体育の授業でサッカーをしていたようですが、ケガなどをして歌舞伎に影響することを避けるために、サッカーボールが飛んできても逃げていたとお話されています。

市川猿之助さんは、内部進学で暁星高等学校に進学しています。暁星高等学校は偏差値69の学校です。高校時代でも成績優秀は変わらず、勉強と歌舞伎の両立を続けていました。

暁星高校は、歌舞伎役者の出身者も多く、中村吉右衛門さんや市川染五郎さん、香川照之さんもこの高校のOBです。みなさん、頭のいいひとばかりですね。

市川猿之助さんは、高校卒業後、慶応義塾大学 文学部に進学しています。市川猿之助さんが、慶応義塾大学に進学したのは身内に慶応出身者が多く、三田キャンパスが自宅から近かったからだそうです。

大学時代は、歌舞伎の舞台をセーブして学業中心の学生生活を送っています。そのため、履修した全科目を最高評価「A」を目指して努力していました。その努力もあり、市川猿之助さんの成績は最高評価で、大学院へ進むことを教授から勧められ、一時期は市川猿之助さんも歌舞伎をやめて学者の道に進むことを考えたそうです。

同じ歌舞伎役者の中村獅童さんが、以前テレビの番組で市川猿之助さんについて「博士のような人」と言うほど。大学時代の市川猿之助さんは、勉強ばかりしていたのかと想像しますがそうでもなく、当時は麻雀にハマり、友人と徹夜で遊ぶこともありました。

大学時代にできた友達は一生の宝物で、慶応義塾大学に進学してよかったとお話されていました。市川猿之助さんは、自分で大学の学費を支払い、学ぶことが楽しく学者になることも考えていましたが、最終的には歌舞伎に専念する決断をしています。