名前：寺内 健（てらうち けん）
生年月日：1980年8月7日
出身地：兵庫県宝塚市
身長：170cm

寺内健は、ミキハウス所属の飛込競技選手です。
これまでに6回のオリンピック出場経験があり、長年にわたり第一線で活躍してきました。

生後7ヶ月で水泳を始め、中学2年生だった1994年に日本選手権の高飛び込み部門で史上最年少（当時13歳11カ月）で初優勝を果たしています。

高校1年生だった1996年には自身初の五輪となるアトランタオリンピックに出場し、高飛び込み決勝で10位に入賞しました。

アトランタオリンピックから始まり、シドニー、アテネ、北京、リオデジャネイロ、そして2021年の東京オリンピックまで、計6回のオリンピックに出場し、シドニーオリンピックでは日本人史上最高位5位に入賞したことで話題になりました。

40代に突入した現在も年齢を感じさせない活躍で第一線で闘い続けている寺内健。
ここではそんな寺内健の出身と実家、家族をまとめました。
生まれ育った実家の場所と地元エピソード、父親・母親・兄弟など家族の情報をお届けします。

寺内健は、兵庫県宝塚市の出身です。
生後から大学まで兵庫県で生活しており、生後7ヶ月の時に兵庫県宝塚市の「JSS宝塚スイミングスクール」で水泳を始めました。

宝塚市立西山小学校、宝塚市立光が丘中学校、此花学院高校、甲子園大学を経て、現在はミキハウス所属の飛込選手として活躍しています。

2019年には出身地である兵庫県宝塚市の「宝塚市大使」に就任しました。

地元の大使となった寺内健は「宝塚市内の子どもたちにスポーツを通じて本物の感動を伝えたいです」とコメントし、地域の発展や後進の育成にも力を入れています。

宝塚市大使として、そしてオリンピック経験者のアスリートとして若い世代に講演を行う活動もしており、出身校の宝塚市立西山小学校をはじめ、安倉小学校や逆瀬台小学校など、各地の小学校を回って自身の経験を語っています。

2022年には、地元の宝塚高校が創立60周年を迎えた記念式典に出席し、在校生や卒業生約750人が揃った体育館で記念講演を行いました。

飛込競技選手として練習や試合に励みながら、若い世代にスポーツ教育やトレーニング経験について精力的に助言をしており、地元の若者からも慕われる存在であることが窺えました。

寺内健は生後から大学卒業まで地元の兵庫県で暮らしているため、実家も兵庫県宝塚市内にあるものと思われます。

実家の詳細な場所は公表されていませんが、寺内健のSNSには度々実家で過ごしている時の写真が投稿されています。

こちらは寺内健が「実家で見つけたものシリーズ」と称して投稿したもので、実家で発見した懐かしいアイテムを紹介しています。

この時紹介したのは、アトランタオリンピック出場記念のテレホンカードでした。
年季の入ったテレホンカードは、寺内健が長年にわたり活躍してきた証拠と言えるかもしれないですね。

ここからは寺内健の家族についてお届けします。

寺内健の家族構成は、父親・母親・本人・弟です。
父親と母親は一般人ですが、弟は同じく飛込選手として活躍していた寺内佑です。

寺内健の父親は一般人のため、職業や経歴などの詳細は公表されていません。

父親との家族エピソードが語られたこともほとんどなく、どんな人物像なのかは謎に包まれています。

唯一父親の情報として明かされているのは、〝ヘビメタ好き〟ということ。
好きが高じてバンドを結成し、ギターを担当していたことが公表されていました。

寺内健の母親も一般人のため、職業や経歴などの詳細は公表されていません。

ただ、寺内健が水泳を始めたのは母親がきっかけです。
寺内健は生後7ヶ月の時に母親に連れられて「JSS宝塚スイミングスクール」に入りました。
ベビースイミングから始まり、物心つく頃には週2〜3回の練習で本格的に水泳を始めています。

転機が訪れたのは小学5年生の時。
当時の寺内健は身長140cmの小柄な体型で、競泳には不利な条件だったことから、このまま競泳を続けるかの岐路に立たされていました。

そんな時に中国出身の馬淵崇英コーチに声を掛けられて飛込競技に転向することになり、その僅か数ヶ月後にはオリンピック出場を視野に入れて中国に長期合宿に発つことになりました。

寺内健にとっては初めて実家からも親元からも離れて過ごす期間となり、その状況の中で毎日11時間の猛練習を課されるなど、厳しい合宿生活を過ごしたといいます。

つらい時に頼ったのは母親で、まだ幼かった寺内健は電話口で母親に「帰りたい」と訴えて大泣きしました。
母親はそんな息子に対し〝今すぐ連れて帰ってあげたい〟という思いを抱えながらも、「あと1ヶ月。3ヶ月頑張れたんだから大丈夫」と背中を押す言葉を掛けました。

母親の言葉に力を貰った寺内健は長期合宿を無事こなし、帰国後は10代にして数々の大会で好成績を残す選手となりました。
世界を舞台に活躍する今の寺内健があるのは、あの時背中を押してくれた母親の存在があったからこそかもしれないですね。

寺内健には弟がいます。
弟の寺内佑も飛込競技選手として活躍し、世界選手権にも出場したことがありますが、現在は右肘の故障により現役を引退しています。

兄弟は同じスイミングスクールで水泳を始めました。
寺内健の練習パートナーであり、スイミングスクールが一緒だった幼馴染でもある松村雄介は、「寺内兄弟は幼い頃から仲が良かった」と明かしています。

3人でゲームをして遊ぶこともあったようで、負けず嫌いな寺内健のために弟と松村雄介が手を抜いて勝たせてあげることもあったと過去を振り返りました。

弟とは今でも仲が良いようで、すでに結婚して子供も誕生した弟とその子供とのスリーショットも公開されています。

弟は元選手だけあって寺内健の気持ちが誰よりもわかる筈なので、今でも兄弟で支え合いながら日々を過ごしているのかもしれませんね。