名前：美馬 学（みま まなぶ）
生年月日：1986年9月19日
出身地：茨城県北相馬郡藤代町（現：取手市）

美馬学は、千葉ロッテマリーンズ所属のプロ野球選手です。

小学校1年生の時に地元の少年野球チーム「藤代バファローズ」で野球を始め、中学時代には軟式野球部で全国大会ベスト8を達成しました。

高校時代は1年からレギュラーに定着して活躍し、大学時代は硬式野球部で4年生の時にMVPを受賞しています。

大学卒業後は東京ガスに入社して実業団でプレーしましたが、2010年にNPBドラフト会議で「東北楽天ゴールデンイーグルス」から指名されプロ野球入りを果たしました。

プロ入り後は2013年に日本シリーズMVPを受賞し、2019年に千葉ロッテマリーンズに移籍して活躍しています。

ここではそんな美馬学の身長と体重、性格をまとめました。大学時代から凄かったと言われる最速の球速、プロスピ能力もあわせてお届けします。

美馬学の身長は169cmです。

プロ野球選手の中では低めと言われる身長169cmという小柄な体格ですが、身長の低さを弱点にさせない活躍でプロの世界を勝ち抜いています。

美馬学の体重は75kgです。
身長169cmの場合、標準体重は62.8kg、普通体重の範囲は52.8kg〜71.4kgです。
体重75kgの美馬学は数字だけ見れば肥満体重に入りますが、彼の肉体はトレーニングにより鍛え上げた筋肉がほとんどのため体重は重くなります。

美馬学の体重が重いのは大学時代にウエイトトレーニングに励んだことが理由で、大学時代だけで体重15kg以上の増量に成功しました。

怪我に悩まされることが多かった美馬学がタフな体作りに励んだ結果、筋骨隆々の力強い体型が完成しました。

美馬学は小学校時代から身長が低く、中学入学時点で身長140cm程、中学卒業間際も身長160cm程にしか伸びませんでした。

甲子園出場で注目を浴びた藤代高校時代も身長165cmで、この頃になるとプロ球団のスカウトも視察に訪れるようになり、そこで「もう少し身長があればな……」と言われることが増えたといいます。

この時期から自分の身長の低さを意識し始めるようになり、「身長のことで色々言われないくらいの実力をつけなければ」と考えるようになったことを明かしています。

身長160cm台の小柄な体でもどうすれば速いボールを投げられるのか試行錯誤し、遠投の練習も積み、とにかくボールを速く投げるためにどうしたらいいかを考えて練習に励んでいました。

大学時代も実業団時代も身長の低さがネックだと言われ続けてきたことを明かしていますが、美馬学はそれでもプロになりたい気持ちが強く、周囲のマイナスな言葉には耳を貸さず「身長の低さが気にならないくらいのピッチャーになってやる！」と考えて努力を重ねてきました。

その結果、その反骨心は見事にプレーや能力に現れ、身長169cmという小柄な体格でもプロで活躍できる技術を身に付けました。

美馬学の性格といえば、多くの人が「負けず嫌い」「勝ち気」と答えるほど強気な性格であることが知れ渡っています。

快くサインをしてくれるなどファンサービスの良さを褒める声もあるものの、死球について「避けようとすれば避けられる」と発言したことで炎上騒動に発展したこともあるように、かなり強気で勝ち気な性格であることは間違いありません。

美馬学はインコースを攻める投球が持ち味で、その果敢なインコース攻めは死球となるハイリスクを抱えています。
危険球退場処分を受けた過去もあり、美馬学は死球が多い投手というイメージは確かにあります。

2013年8月21日の対日本ハム戦で相手チームの中田翔に左手甲への死球を与え、中田翔は亀裂骨折の怪我を負い戦線離脱を余儀なくされました。

この時に美馬学が中田翔への死球についてインタビューを受け、「死球は避けようとすれば避けられる」と発言し炎上に発展したのです。

これ以外にも死球を与えて相手選手が怒っていても〝我関せず〟といった雰囲気で動じなかったり、逆に睨み返したりするシーンもよくありました。

これらの行動により美馬学の性格は「強気すぎる」と言われることが多くなり、好戦的な態度が度々指摘されるようになりました。

美馬学は身長169cmの小柄な体格でありながら、平均球速は約144km/h、最速球速は153km/hという強肩の持ち主です。

身長の低さを意識して球速を速くしようと努力を重ねた結果、大学3年の頃には既に最速150km/hの球速を出せるようになったといいます。

その速球の評価はもちろん高いものの、本人はストレートよりも変化球を好むタイプのピッチャーで、速球だけで抑えるのではなくスライダー、カーブ、シュート、フォークを投げ分けています。

打者の胸元に投げ込むようなインコースのため度々死球が問題となりますが、最速153km/hの球速と変化球を投げ分ける技術は流石の努力の結果ですね。