名前：富栄 ドラム（とみさかえ どらむ）
生年月日：1992年4月11日
出身地：兵庫県神戸市北区
身長：168cm

富栄ドラムは、かつて「富栄」の四股名で活躍していた元大相撲力士です。
現在は俳優やYouTuberや俳優として活動しており、ドラマ「VIVANT」への出演で話題になりました。

中学1年生の時に柔道を始め、中学3年生の時に相撲大会で準優勝して相撲部屋に入門。
2008年3月に大相撲力士デビューを果たしました。

2021年3月をもって大相撲力士を引退し、現在はYouTuberに転身して自身の経験を活かした動画を公開しています。

富栄ドラムの名前が世間に広く知られたのは、ドラマ「VIVANT」の出演がきっかけです。

2023年7月16日から9月17日にかけて、TBS系日曜劇場枠で放送されたドラマ「VIVANT」。

主演を堺雅人が務め、阿部寛、二階堂ふみ、竜星涼、松坂桃李、役所広司、二宮和也、林遣都、檀れい、小日向文世ら実力派の人気俳優が集結したことで話題になりました。

富栄ドラムは警視庁公安部のエージェント・ドラム役を演じています。

富栄ドラムが俳優として初めて役名を貰い、錚々たる顔ぶれのキャストの中で懸命に演じたドラム役。

彼の演技力を堪能したいという方は、「VIVANT」が配信されている各種配信サービスをチェックしてみてください。

富栄ドラムが演じたのは、声を発さないという特徴を持つ警視庁公安部のエージェント・ドラム役です。

阿部寛演じる公安・野崎守の仲間で、声を発さない代わりにスマホの音声機能を使って会話するという役柄でした。

声に頼らず表情だけで演技をする姿、音声機能の声とビジュアルのギャップに、かわいらしいキャラクターとして人気を集めました。

富栄ドラムは声を発さないという難しい役柄を演じるにあたり、監督からアドバイスを受けました。

監督は「表情というのは気持ちで作る」と教え、富栄ドラムは自分なりに試行錯誤してキャラクター像を掴み、結果「キャラが濃い」と褒めてもらえたことを明かしています。

これが自信にも繋がったようで、撮影中の監督とのやりとりについて「福澤監督は僕にとても愛情を注いでくださり、本当に尊敬できる方です」と語っていました。

富栄ドラムがドラマ「VIVANT」に出演することになったのは、エキストラ出演のオーディションを受けた際、笑顔と身体能力が監督の目に留まってメインキャストに抜擢されたことがきっかけです。

まさにシンデレラボーイの言葉が相応しい抜擢劇ですが、そもそも富栄ドラムが大相撲力士から俳優の道に進んだきっかけは何だったのでしょうか。

富栄ドラムは子供の頃からドラマを見るのが大好きで、俳優の世界に憧れを持っていたことを明かしています。

相撲を辞めた時に「これまでの努力や経歴も含め、自分の見た目や運動神経を活かしたい」と考え、俳優が頭に浮かんだことで演技の世界に進む決心をしたといいます。

その結果、エキストラとしてドラマに参加しようとオーディションを受けたところ、見た目や運動神経に目を留めた監督直々の抜擢により、「VIVANT」のメインキャストの座を手に入れました。

富栄ドラムが演じたドラム役は、公安の“現地協力者”として、隣国の「バルカ共和国」で働いているという設定です。

野崎守の目的を果たすために偵察や物資の調達、逃走車の用意など、多くのことをこなす有能なキャラクターです。

声を出さず音声機能に頼って会話する役柄ですが、設定では「日本語を理解することはできるが、話すことはできない」人物であるため、スマホの音声翻訳機能を使用してコミュニケーションを取っていました。

では、そもそもなぜドラムは喋らないのか。
その理由についても見ていきましょう。

富栄ドラムはドラマ「VIVANT」が自身初の連続ドラマレギュラー出演で、それまでは大相撲力士やYouTuberなど演技力を必要としない活動をしていました。

もともとはエキストラとしてオーディションに参加していたこともあり、俳優としての演技力は素人同然でした。

そこで、錚々たる顔ぶれの実力派俳優と並んでも違和感のない役にするため、当初は使用予定ではなかった音声翻訳アプリを使用しての演技ということになったようです。

声の演技力の問題で喋らない設定になったものの、YouTubeでは普通に喋る富栄ドラムの姿が見られるので、声が気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。