名前：君島 憂樹（きみじま ゆうき）
旧芸名：蘭世 惠翔（らんぜ けいと）
生年月日：4月27日
出身地：東京都渋谷区
身長：167.5cm

君島憂樹は、元宝塚歌劇団月組の娘役であり、現在はモデルやタレントとして活動しています。

祖父が世界的服飾デザイナーの君島一郎、父親が医師で実業家の君島誉幸、母親が元女優で美容家の君島十和子という家系に生まれました。

2014年に宝塚音楽学校に入学し、2016年に宝塚歌劇団102期生として入団。
星組を経て月組に配属され、2018年に愛希れいか退団公演「エリザベート」で少年ルドルフ役に抜擢されて注目を浴びました。

2023年4月30日の「応天の門／Deep Sea」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団し、現在はモデルやタレントとして芸能活動を開始しています。

君島憂樹の本名は、そのまま「君島 憂樹（きみしま ゆうき）」です。

宝塚時代は芸名の「蘭世 惠翔（らんぜ けいと）」を名乗っており、宝塚退団を機に本名での活動を開始しました。

宝塚出身者は退団後も宝塚時代の芸名を名乗って芸能活動する方が多いですが、君島憂樹は蘭世惠翔の名前を卒業して本名で再スタートをきっています。

その理由についてインタビューで答えており、「宝塚退団を決めて一番に考えたのが、“本名に戻そう”ということでした。蘭世惠翔としての自分は宝塚で卒業。自分の区切りとして、ステップアップの意味で本名に戻した」と語っています。

今後女優として活動することがあっても蘭世惠翔の芸名を使うつもりはなく、全ての活動に本名で臨むことも表明していました。

君島憂樹の名前は、家族が相談して命名したことが明かされています。

本名の由来については、「憂」の字には“先を見通す”という意味があり、「樹」の字に“自分らしく”という意味があることで、“先を見通して自分の道を歩んでいけるように”という願いが込められていると明かされました。

「君島憂樹」という本名は画数がとても多く、小さい頃は名前を書くのに苦労したそうですが、両親のあたたかい願いが込められた由来を知ってからは自身の本名を大切に思っているとのことです。

君島憂樹が蘭世惠翔として活動していた宝塚時代の活躍も見ていきましょう。

君島憂樹は2014年に宝塚音楽学校へ入学しました。
音楽学校時代は文化祭の演劇部門で主役を任されるエース格で、卒業時には演劇部門の優秀賞を受賞しました。

2016年に宝塚歌劇団102期生として入団し、蘭世惠翔の芸名で星組公演「こうもり／THE ENTERTAINER!」で初舞台を踏みました。

星組を経て月組に配属され、2018年には愛希れいか退団公演の「エリザベート」で少年ルドルフ役に抜擢される活躍を見せています。

蘭世惠翔という芸名からもわかるように、君島憂樹は元々は男役として宝塚に入団しました。
しかし2019年に娘役へと転向し、それから退団までは娘役として活動しました。

2023年4月30日の「応天の門／Deep Sea」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団し、約10年の宝塚生活に幕を下ろしました。

君島憂樹は2014年に宝塚音楽学校へ入学し、2023年に宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚退団理由については、退団後のインタビューで詳細を語っています。

インタビューによると君島憂樹は、2022年上演の新人公演「グレート・ギャツビー」で演じた役が退団を考えるきっかけになったと明かしています。

2022年の「グレート・ギャツビー」新人公演で、ジョーダン・ベイカー役を演じた君島憂樹。

この役は禁酒法時代の閉塞感漂う世界でも自分らしさを貫いて生きるかっこいい女性で、この役を演じたことで「こういう生き方って素敵」と感じ、退団を決意するに至ったとのことです。

退団後の活動については特に決めておらず、芸能活動がしたいという思いは持ちつつも、「宝塚の世界を経験したからこそチャレンジできることがある」と様々な活動に挑戦する思いであることを明かしていました。

宝塚退団後の現在はモデルやタレントとして活動しており、元女優で美容家の君島十和子との共演が増えています。

トーク番組「徹子の部屋」での親子共演、YouTubeチャンネルでの親子共演など活動の場は幅広く、親子でお互いのInstagramに登場するなど仲睦まじい姿を見せています。

今後の活動については美容やファッションに携わる仕事に熱意を持っており、モデルの仕事を中心に、「芝居が好きな気持ちは変わらないので女優の仕事にも挑戦したい」とも語っていました。

将来的には自分の考えや思いを形にできる仕事に関わりたいと考えているようなので、実業家の両親のように会社を設立する可能性もありますね。

君島憂樹は宝塚退団後も宝塚への感謝を言葉にしており、「本当に感謝の気持ちしかありません。素晴らしい場所で青春を過ごせた。後悔は一切なく、本当に清々しい気持ちで千穐楽を迎えられた」と語っています。

宝塚出身者は退団後すぐに女優業を始める方が多いですが、君島憂樹は退団翌日からまずSNSでの生配信を開始するなど現代らしい活動を開始しており、インフルエンサーとしての才能の片鱗も見せています。

宝塚時代に支えてくれた人や家族など周りへの感謝を忘れず、それでいて新たな挑戦を続ける君島憂樹。
退団後は家族との活動の機会も増えているので、今後さらに活躍の場を拡げていくことが期待できますね。