祖父の知人からの紹介により、ハーキュリーズに所属し、2005年テレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』で俳優デビューをします。

2008年2月から2009年2月まで放送された、スーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』ゴーオンレッド役で初の主演を務め、2011年10月に公開された映画『電人ザボーガー』にて、主人公の青年時代を演じました。

2021年12月31日には自身のX（Twitter）にて、ハーキュリーズを退所し、独立したことを報告して芸能活動は継続しています。
幼少期は、戦隊シリーズの「地球戦隊ファイブマン」から「恐竜戦隊ジュウレンジャー」までを熱心に見ており、芸能界入りした後もスーパー戦隊シリーズに出演してヒーローを演じることを志望していました。

「百獣戦隊ガオレンジャー」では渡辺勝也さんの演出を気に入っており、「ゴーオンジャー」で渡辺がメイン監督を担当することを知ったときは大いに喜んでいたそうです。

『ゴーオンジャー』出演後も、可能な限りスーパー戦隊シリーズの視聴を続けています。

また、2006年に『仮面ライダーカブト』の仮面ライダーサソード役、「轟轟戦隊ボウケンジャー」のボウケンシルバー役のオーディションを受けたが、いずれも落選していました。

その後、出演経験者にどうしたら採用されるかを相談したところ、「普通にやっていれば合格する」との答えだったようで「ゴーオンジャー」で採用された理由は、「空回りキャラ」を演じられるからだと後日スタッフから明かされました。

「ゴーオンジャー」でゴーオンレッドのスーツアクターを務めた福沢博文さんは、常識にとらわれないアドリブを評価しており、福沢博文さんも刺激を受けつつ古原靖久には勝てないと感じたとコメントしています。

2022年9月9日、さいたま市にある一般社団法人コンパスナビが「児童養護施設で育ち巣立った若者の心の傷とその後」と題するシンポジウムを埼玉会館で開催。

古原靖久さんは、同じく児童養護施設で育った矢野デイビットさんと登壇し、体験を語るとともに、支援と自立について訴えました。

古原 靖久さんの出身小学校は東京都杉並区立杉並第九小学校です。
母親は16歳のときに京都府内で古原靖久さんを出産し、19歳のときに離婚しています。
その後、父親に引き取られ、5歳の時から児童養護施設で過ごしています。

小学校５年生になるまでは母親が面会に来てくれていましたが、それ以降は面会にこなくなったようです。母親が来るのを待っていましたが、6年生になるころには、捨てられてと認識をしたようです。

児童養護施設では、みんなの矢面に立って施設の先生に怒られ続けられていたようです。

ずっと周りに人がいるんだけれども、僕の味方は誰もいない。独りぼっちみたいな感じだったので、それが一番きつかったと明かしています。

小学3年生のときから、6年生ぐらいまで「週末里親」制度で月に1〜2回程度、ボランティアの里親家庭で過ごすのが息抜きになっていたそうです。

古原靖久さんの出身中学校は明かされていません。
小学生から中学生ぐらいまではドラゴンボールの漫画が好きだったようです。

中学時代の学生でのエピソードは明かされていませんでした。

母親との縁が切れたあと、中学生の時に父親が会い来たようですが、父親は今までの分を取り返そうとしてすごく厳しかったようです。
一番言われて嫌だったのは、「おまえ、勉強しろ」と言われ「なんでこの人に怒られなきゃいけないんだ」という思いが強く、反抗期だったこともあり、父親のことを嫌いになったようです。

そして、最後は喧嘩をして、それ以来ずっと会ってないと明かしています。

古原靖久さんの出身高校も明かされていません。

高校時代のエピソードは明かしていませんが、高校生の時に、後輩の女の子が中絶したという噂を聞いたりしたことがきっかけで、母親が産んでくれなかったら、僕はこうやっておいしいごはんを食べることもできなかったと思い、周りの反対を押し切って産んでくれた母親に感謝していたそうです。

古原靖久さんは大学には進学していません。
大学に進学しなかった理由は、養護施設を出たかったからのようです。

18歳のとき、卒園予定の2週間前くらいになって「就職か進学か決まっていないと卒園できない」と言われ「この2週間で決まらないと思うから住み込みの新聞配達の仕事をもう用意している」と言われたようですが、人生を勝手に決められ、話を進められたことがすごく嫌だったようで「絶対に先生の思い通りにはさせない」という気持ち強かったようです。

しかし、進学するお金もなく、2週間以内に就職先を見つけることも困難だと思い、もともと芸能事務所にスカウトされていたこともあり、事務所に所属という形なら卒園できると思ったようです。

「俺、芸能界に行きます。事務所も決まっています」と先生に言ったら「わかった」という話になり、それで事務所に入ることになったようです。

古原靖久さんの若い頃は、苦労も多くあったようです。
児童養護施設の先生は「とにかく弁が立つ、良くも悪くも」と当時を振り返っていました。

会うことができない母親に元気に生きていることを伝えるため、本名のまま芸能活動をスタートさせました。

「炎神戦隊ゴーオンジャー」に出演することになった時、周りからの反応は、「おまえ、敵側だろ」って。「おまえがヒーローなわけないだろ」って言われていたそうです。
学生の時は、ヤンチャだったことからそのような反応が返ってきたそうです。

しかし、テレビを見た養護施設の子どもたちが「ヤスが目の前でめちゃくちゃ頑張ってる、だからヤスみたいになりたい」と言ってくれたときに初めて、自分が人から必要とされたように思えて、人に認められる瞬間を感じたそうです。