阿部慎之助さんは、読売ジャイアンツ（巨人）で19年間プレーし、正捕手や一塁手として8度のリーグ優勝、3度の日本シリーズ優勝に貢献しました。
2007年から2014年までは、第18代主将も務めています。
国際大会でも2009年にWBC優勝を経験。

2013年のWBCでは日本代表の正捕手も務めました。

2019年に現役引退を発表後、2020年からは巨人の二軍監督やヘッド兼バッテリーコーチ等を歴任し、2024年からは第20代一軍監督を務めています。

阿部慎之助さんの「慎之助」という名前は母親が池畑慎之介（ピーター）さんの大ファンだったことから名付けられました。

父親が野球をしていた影響もあり、小さい頃から阪神タイガースファンで掛布選手に憧れ左打ちになりました。

身長　179㎝
体重　95㎏

阿部慎之助さんは、現役時代の体重は110㎏近くありました。
そして、現役引退後に減量をして体重を落としているようです。

一時期は110㎏近くあった阿部慎之助さんですが、最近20㎏ほど体重を落としています。
その痩せた姿からファンから心配の声が上がっています。
大きな病気なのでは？という声や監督就任の心労からでは？と言われています。

しかし、阿部慎之助さんが病気であるという情報はありませんでした。
去年のオフシーズンから運動と食事制限に取り組み、その効果が出ているのです。

1日最低2万歩を目標にウオーキングを始め、現在は毎朝10キロのランニングをしています。

また、食事面では炭水化物を控えた食事制限を続けています。

阿部慎之助さんの病気について調べていると、過去に阿部慎之助さんがイップスという病気だったことが公表されていました。
イップスという病気は、他の野球選手も同じ症状に苦しんだ方もいるようです。

イップスとは精神的な原因などからスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことです。
イップスは、1930年代に活躍したプロゴルファーのトミー・アーマー選手が発症したことで知られるようになりました。
急にいつも出来ていたショットやパットが出来なくなったことで注目されたようです。

イップスになる原因や理由は未だ不明ですが、加齢による脳の生化学的変化の結果ではないかと言われています。

筋肉を使いすぎたり、協調や精神集中に迫られることで精神的な障害に襲われるとも言われています。
阿部慎之助さんは、巨人軍の正捕手となったころ先輩投手の球を受けていたときに返球するために腕を振り、球を放した瞬間にマウンド上の左腕は三塁側に体勢を崩し、ボールから目をそらした瞬間に、ぎりぎり顔の横を通過しました。
この時の経験がトラウマとなり、ボールを投げることが怖くなってしまった阿部慎之助さん。

腕を振る途中に、体が拒否反応を示すようになりとんでもない方向に球が抜けたり、逆に引っかかったりするように。

この症状は、捕手としては致命傷でイップスが原因で現役を引退した選手は数多く存在します。

阿部慎之助さんが取り組んだダイエットについて、詳しく調べてみました。
阿部慎之助さんは、現役を引退した後にダイエットをスタート。
体重はピーク時よりも20kg以上も減りました。

阿部慎之助さんがダイエットを始めた理由は、単純に体重が増えすぎてしまったからだそうです。
2019年シーズン終了後に100kgを超えていた体重は、現役を引退したことで運動量が減り一時期108kgまで増加。

現役引退後に、すぐに読売ジャイアンツの指導者に就任した阿部慎之助さんは、選手と一緒に体を動かしながら指導をすることを信条としていたため、太って体が重くなってしまうと自分が理想とする指導ができなくなる、と考えダイエットを決意したそうです。

そしてダイエットの効果は、大学を卒業してプロ選手になった頃と同じ体型にまで戻りました。

阿部慎之助さんが、ダイエットに成功した姿を見て継続をすることを嫌がる最近の若手選手に良い影響を与えています。