菅野智之さんは、投手として読売ジャイアンツでは5度のリーグ優勝に貢献しています。個人ではNPBで合計24個のタイトル、主要表彰獲得。
日本代表では第4回WBCでエースとして貢献しました。

NPBでは、平成最後の沢村栄治賞受賞と投手三冠王を達成。

セ・リーグ最多記録となる最優秀防御率を4回獲得[9]、NPB最長タイ記録となる3年連続で最優秀防御率を獲得。

セ・リーグ投手最多タイ記録となる最優秀選手を2回受賞。

セ・リーグ投手最多タイ記録となる月間MVPを8回受賞。
NPB史上5人目となる2年連続沢村賞受賞。

2021年の年俸8億円（推定）はNPB史上歴代3位の年俸。

菅野智之さんの母方の祖父は、福岡県立三池工業高校野球部と東海大相模高校野球部の監督を務めた原貢さん。

母方の伯父は、元プロ野球選手で、読売ジャイアンツと日本代表の監督を務めた原辰徳さん。

菅野智之さんは小学校に上がる、伯父である原辰徳さんの引退試合を観戦したことがきっかけで、野球を始めました。
小学校時代は軟式の少年野球クラブ「東林ファルコンズ」に所属し、投手を務めました。

菅野智之さんの出身中学は新町中学校です。

中学時代の菅野智之さんは最速124km/hを投げ、エースとしてチームを県大会優勝に導き関東大会ベスト8まで進んでいます。

菅野智之さんは、東海大相模高校へと進学しますが1年生の時に右肩を故障し投げられない状態が続いたため球を辞めようと考えました。

しかし、父親からの叱咤激励で踏みとどまり右肩も回復し、2年秋から主戦として活躍しています。

3年生夏の神奈川大会準決勝の横浜高校戦では打者で「振り逃げ3ラン」を記録し、168球を投げ、チームは6対4で勝利しました。
決勝戦では桐光学園高校相手に先発出場し完投しましたが、前日の疲れからか8対10で敗退。

県大会準優勝で終わり、甲子園に出場することはかないませんでした。

高校時代は最速148km/hを記録しプロからも注目を集めた菅野智之さんは、3年間で甲子園出場は一度も果たすことができませんでした。

菅野智之さんは、東海大学へ進学し首都大学リーグでの通算成績は37勝4敗、防御率0.57、347奪三振でした。
菅野智之さんは、自身の大学時代の経験がプロになってからも活かすことができたとお話しています。

2011年のドラフト会議では伯父の原辰徳さんが監督を務める読売ジャイアンツと北海道日本ハムファイターズが菅野智之さんを1位指名しました。

抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得しましたが、11月21日に日本ハム入団を拒否する意向を表明し、浪人することを選択しました。

菅野智之さんが、子供の頃から読売ジャイアンツに入団することを夢に見ていたことから今回の入団拒否になったとお話しています。

そして、日本ハムも３月31日に菅野智之さんの獲得を断念することを発表しました。

浪人を決めた菅野智之さんは、東海大の卒業延期制度を利用し大学に残り、大学の練習施設を使い自主練習を続けながら翌年のドラフト指名を待つこととなりました。

2012年のドラフト会議では、巨人から単独1位指名を受けた菅野智之さん。

ドラフト会議後に伯父であり巨人の監督だった原辰徳さんが東海大を訪問し、背番号「19」とネームの入った巨人のユニフォームを手渡しました。
契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で仮契約を締結し入団が決まりました。