「昔は、周りの大人に言われたことをやるだけ。そしてうまくできると褒められるので、それが嬉しいからがんばるという感じでした（笑）。今では、自分が表現したいことや見せたい自分を考えて取り組む。まったく逆の考え方になりました。」

以前は来る仕事を引き受ける、というにとどまっていた。でも今では、こんな仕事がしたいとアイデアも出すようになったという。その姿は、”吉川ひなの”ファンだけでなく、スタッフも惹きつけている。
「この仕事は、私が立つステージを事務所のマネージャーさんやメイクさん、スタイリストさんなど、周りのみなさんが作ってくれているんですよね。だけど、人が見たとき、そこに見えるのは私だけ。だから、みんなが作ってくれたそのステージを、私が全部背負って立つという気持ちで臨んでいます。私は一人じゃない、みんなありがとうって思いながら。」