和牛が結成される前、ボケ担当の水田信二さんとツッコミの川西賢志郎さんは、同期でありながら、お互い面識はありませんでした。

それぞれ別の相方とコンビを結成して、お笑い芸人として活動していました。しかし、コンビ間の相性が合わず、何度も解散を繰り返し、相方を変えて活動していました。

お互い、解散した時期が重なり、共通の知人であったバイク川崎バイクさんの繋がりで出会い、2006年に和牛を結成しました。

コンビ名の由来は、当時、水田信二さんがアルバイトをしていたステーキ店で、一番高価だったメニューが、和牛のコースであったことから、和牛と名付けられました。

数多くの個性的な名前の漫才コンビがデビューしてきましたが、和牛という名前は、シンプルで短い名前のため、一度漫才を見ると、和牛の面白さだけでなく、名前もすぐに覚えられるのではないでしょうか？

デビューからしばらく経つと、「マヨブラ流」や「炎上base」などの関西の番組にレギュラー出演していましたが、どの番組も1年以内に終了してしまい、和牛のブレイクのきっかけにはなりませんでした。

しかし、長い期間をかけて、面白い、という評価を徐々に獲得した和牛は、テレビ番組で恵まれない状況が続きながらも、劇場などで活躍を続けていました。

そして、デビューから7年後の2013年、人気情報番組「おはよう朝日です」の隔週レギュラーに抜擢されました。

「おはよう朝日です」とは、テレビ朝日系列の在阪テレビ局、ABCテレビで平日の朝に放送されている人気番組です。主婦層や、出勤前の社会人や学生も好んで視聴しているため、和牛の知名度を広める絶好の機会となりました。

「ABCお笑い新人グランプリ」、「キングオブコント」、「MBS新世代漫才アワード」などの賞に参加し、検討を見せてきた和牛の2人。その中でも、和牛が最も注目を浴びたのは、「M-1グランプリ」でしょう。

M-1グランプリには、2009年に初めて参加し、準決勝まで進出しました。そして、2016年のM-1グランプリでは、準優勝に輝きました。来年こそは優勝してほしいと、多くのファンが期待しましたが、2017年のM-1グランプリでは、優勝したとろサーモンとわずか1票差で優勝を逃してしまいました。

これらの検討を見せ続けたことで、和牛はお笑い芸人としてブレイクを果たしました。現在は、実力派漫才コンビとして、幅広い世代に支持されています。

本名：水田信二（みずたしんじ）
生年月日：1980年4月15日
出身地：愛媛県伊予市
身長：168cm
体重：70kg
血液型:O型
趣味：音楽鑑賞、食べ歩き
特技：料理
職業：お笑い芸人
活動コンビ：和牛
担当：ボケ
所属事務所：よしもとクリエイティブエージェンシー

和牛でボケ担当の水田信二さんは、お笑い芸人を志す前、大阪と神戸の有名な飲食店で働いていた料理人でした。

調理師免許も取得済みで、テレビ番組などで創作料理を披露するなど、料理ができる芸人としての顔も持っています。

本名：川西賢志郎（かわにしけんしろう）
生年月日：1984年1月29日
出身地：大阪府東大阪市
身長：170cm
体重：59kg
血液型:O型
趣味：釣り
特技：ラグビー
職業：お笑い芸人
活動コンビ：和牛
担当：ツッコミ
所属事務所：よしもとクリエイティブエージェンシー

ツッコミの川西賢志郎さんは、芸人の枠を飛び越えるほどのイケメンだと、多くの女性に評価されています。

相方の水田信二さんからも、「和牛のプリンス」と呼ばれているため、川西賢志郎さんのルックスの良さは、和牛公認と言えるでしょう。しかし、イケメンということを鼻にかけず、芸人らしいキャラクターで親しまれています。

2014年に初披露された和牛の漫才、「ローズとヒヤシンス」は、和牛の2人の演技力も楽しめて、見ているうちに4人いるように感じる、と評価されている漫才です。

漫才の構成力と演技力が発揮されているこの漫才が一番面白いと評価するファンも多いでしょう。

数々のテレビ番組で披露している漫才「シンデレラ」は、和牛定番のネタとして、多くのファンに親しまれています。

ツッコミの川西賢志郎さんが、途中で披露する女の子の演技がかわいいという評価もあり、川西賢志郎さんのファンにもおすすめの漫才ネタです。