歌手、俳優、ラジオパーソナリティ、カメラマンなどなど、マルチな才能を見せる福山雅治さん。

年代問わず女性のファンが多く、吹石一恵さんとの結婚を発表した際に、全国のファンに衝撃を与えたことも記憶に新しいですよね。

ここ近年は俳優としての活動が目立つ福山雅治さんですが、元々はシンガーソングライターとして芸能界デビューしていることをご存知でしょうか？

1990年3月21日にシングル「追憶の雨の中」でデビューした福山さん。「HELLO」（1995年）、「桜坂」（2000年）、「家族になろうよ」（2011年）など、これまで数々のヒット曲を生み出し、長きにわたって愛され続けています。

福山さんの楽曲が愛される理由、それは歌い手としてだけでなく、ソングライターとしての実力の高さゆえ。キャッチーで絶妙なメロディーに、心に響く歌詞が魅力です。名曲揃いの福山さんの楽曲ですが、その中でも特に人気の曲トップ10をランキング形式でご紹介します。

2009年5月20日に発売された24thシングル「化身」。フジテレビ系土曜ドラマ『魔女裁判』の主題歌に起用されました。オリコン週間チャートでは1位を獲得しています。

楽曲のテーマは「男の人生」。完成までに3回も歌詞を書きなおしたそうです。ロック調のサウンドをベースにアジアンテイストをプラスしたサウンドで、トランペットが印象的な1曲です。セクシー＆ワイルドな雰囲気もあり、どこかサザンオールスターズの楽曲のような雰囲気もあります。

1994年3月24日にリリースされた9thシングル。このシングルで福山自身初となるオリコン1位＆ミリオンセラーを獲得した、記念すべき1曲です。「ダイドーブレンドコーヒー」のCMソングに起用されました。

恋人と別れた男の心情を綴った曲で、タイトルはビートルズの同タイトルの楽曲から拝借したそうです。東日本大震災発生後は「波が想い出さらって」という歌詞を「風が想い出さらって」に変えて歌っています。

2006年5月24日にリリースされた21thシングル「milk tea」。バラエティ番組『恋するハニカミ!』のテーマ曲に起用されました。

タイアップを意識し、20代半ば誠実な女性をイメージした女性目線の歌詞となっています。派手なアレンジを一切抑えたアコースティック調の楽曲で、メロディーの良さが際立っています。歌詞の主人公である女性の心境の変化がよく伝わり、同じような状況にある女性は思わず自分と重ねて聴いてしまうことでしょう。

2009年6月30日にリリースされた10thアルバム『残響』に収録されている「最愛」。元々はドラマ『ガリレオ』の劇場版『容疑者Xの献身』の主題歌として、柴咲コウと福山雅治によるユニット「KOH+」のシングルとしてリリースされた曲をセルフカバーしたもの。福山バージョンは「REGZA」CMソングに起用されました。

優しく包み込まれるようなメロディー＆ボーカルが印象的な楽曲で、歌詞は映画内で堤真一演じる石神哲哉の心境を綴ったものとなっています。映画を見てからこの曲を聴くことで、さらにこの魅力がお分かりいただけると思います。

1995年2月6日にリリースされた10thシングル「HELLO」。ドラマ『最高の片想い』の主題歌に起用されました。初期の楽曲でありながら、今でも高い人気を誇る、福山さんの代表曲の1つですね。累計売上枚数は約187万枚のミリオンセラーで、歴代シングルで2番目の売り上げを誇ります。

ドラマのプロデューサーから、「片想いをテーマにアコースティックギターを基調としたロックンロールな曲を作って欲しい」とのリクエストを受け、制作された1曲。甘酸っぱく前向きなサウンドが爽快感があり、とても気持ち良いです。