名前：香川照之(かがわ・てるゆき)
本名：同じ
別名義：九代目 市川中車

出身地：東京都

身長：171cm

血液型：AB型

所属事務所：ロータス・ルーツ

香川照之さんは大学卒業後に俳優の道を志し、24歳の時にNHKの大河ドラマ『春日局』の小早川秀秋役でデビュー。

その後様々な作品に出演し、その演技力の高さから数々の賞を受賞している俳優でもあります。

中でも2013年に出演していたドラマ『半沢直樹』では、その憎たらしい役が大ヒット！香川照之さん演じる大和田常務の真似が流行ったりしましたよね。

そしてあまり知られていませんが、香川照之さんは東大卒業の経歴を持つ高学歴俳優でもあります。

自らあまり公言しない理由としては、俳優としてのキャリアにはあまり関係のないことだからということらしいですよ。

東大の肩書を売りにしている人も多い中、その考え方もなんだかカッコいいですよね。

そんな東大出身俳優でもある香川照之さんのお母様は、これまた超有名な昭和の大女優・浜木綿子さんです。

浜木綿子さんは東京都目黒区に生まれ、1953年に宝塚音楽学校を経て宝塚歌劇団へ入団。トップ娘役として活躍されました。

1961年に宝塚歌劇団を退団すると、東宝現代劇と契約し、主に舞台などで活躍されています。

こちらが小さい頃の香川照之さんと、お若い頃の浜木綿子さん。

息子に向けるまなざしがとっても温かいですよね。

幸せそうな親子に見えますが、実は香川照之さんがまだ1歳の時に父親である三代目市川猿之助さんは家を出てしまい、別居状態だったそうです。

しかもその別居の理由が、夫である三代目市川猿之助さんが昔からの思い人だった藤間紫さんのことを忘れられず、駆け落ち同然で飛び出していった、というもの。

藤間紫さんも既婚の身でしたから、いわゆるダブル不倫ということになりますね。

三代目市川猿之助さんは自分の踊りの師匠である藤間勘十郎さんの妻である藤間紫さんに恋をしてしまったものの、叶わぬ恋と無理やりに諦め、浜木綿子さんと結婚したんだそう。

そんな当てつけのように利用されて子供も生まれたのに、わずか1年ほどで夫に出ていかれてしまったなんて、当時の浜木綿子さんは相当2人を恨んだでしょうね…。

こちらは当時の週刊誌のようです。
『照之の責任はとる！』という見出しがついていますが、一人息子の香川照之さんは母である浜木綿子さんに引き取られています。

三代目市川猿之助という名跡を継いでいるのですから、普通なら跡取りは欲しいと思うのですが、それすらも捨てて良いと思ったのでしょうか。

しかし、香川照之さんは同じ俳優の道へ進むことになった時に意を決して会いに行ったんだそう。その時香川さんは25歳。

舞台の公演中である父・三代目市川猿之助さんの楽屋へ訪ねたところ、「大事な公演の前に突然訪ねてくるなんて、役者としての配慮が足りない」と叱責を受けた挙句「息子でもないし親でもない」というような言葉を言われてしまったんだそうです。

ちなみにこちらの画像は若い頃の三代目市川猿之助さん。香川照之さんとうり二つで本当に驚きますね…。

その後長きにわたって父と子の関係は断絶状態だったそうですが、香川照之さんは何度か父の公演を観に出かけていたそう。

歌舞伎の世界への憧れのようなものもあったのでしょうか。

そんな関係が続いていた父子でしたが、香川照之さんに息子が生まれた頃から徐々に雪解けへと向かっていきます。

香川さんは「息子を歌舞伎役者にしたい」との考えを持っていたそうですから、何とか父と和解したいと思っていたのでしょう。

そんな香川さんと父親の縁を取り持ったのが他でもない藤間紫さんだったんだとか。

そうしてようやく(表面上は？)父子の和解が成立し、香川照之さんは愛息と共に歌舞伎役者になるべく一から父に教わっているんだそう。

2011年にはめでたく九代目市川中車を襲名し、息子である政明さんも五代目市川團子を襲名しました。

今は近距離に住んでいる父親に教えを乞いながら歌舞伎役者としても精進を重ねているそうです。

三代目市川段四郎さんと結婚し、三代目市川猿之助さんを生んだ女性…すなわち香川照之さんの実の祖母は女優の高杉早苗さんです。

昭和初期に松竹の看板女優として活躍し、数々の映画やテレビドラマに出演なさっていました。

結婚を機に女優を引退し、三代目市川猿之助さんを始め3人のお子さんを生んでいます。