名前：香川照之(かがわ・てるゆき)

生年月日：1965年1月27日

出身地：東京都

最終学歴：東京大学文学部

所属事務所：ロータス・ルーツ

血液型：AB型

身長：171cm

香川照之さんは、父は歌舞伎役者の二代目市川猿翁(三代目市川猿之助)さんで、母は昭和の大女優浜木綿子さんという家系に生まれました。

母親の浜木綿子さんはNHKの大河ドラマに出演中に香川照之さんを身ごもり、途中で降板したんだとか。現在だったら強烈なバッシングを受けそうですよね…。

父が歌舞伎役者、母親が女優という家系ですから、香川照之さんも当然芸能界に興味があったのでしょう。

東大に通っていた4年生の時に、母親に頼み、コネでTBSのADとして夏休みの期間アルバイトをしていたそうです。

ADさんは相当大変な仕事だったようで、下っ端の香川照之さんはこき使われる毎日。そこへ2～3週間遅れで年下の新米ADが入ってきたので、先輩風を吹かせて色々と教えてあげたんだとか。

そのADが後の映画監督・行定勲さんだったと分かったのは、2人が大成して監督と俳優として一緒に仕事をした時だったそうです。

そんなADのアルバイトを経て、東大卒業後に俳優の道を志した香川照之さん。

ADの仕事がとても大変だったことから「裏方よりも俳優の方が楽だ」と思ったか思わなかったかは定かではありませんが、とにかく母親と同じ俳優の道を選ぶことに。

俳優デビューが1989年のNHK大河ドラマの『春日局』、しかも「小早川秀秋」の役付きです！これは完全に親のコネですね。

しかし2000年頃まではテレビドラマの脇役が多く、目立った活躍はしていませんでした。

それまでにもたくさんのテレビドラマや映画に出演していた香川照之さんですが、大ブレイクのきっかけとなったのは何といっても『半沢直樹』ではないでしょうか。

主人公を追い詰める憎々しい敵役であり、その憎たらしい演技はお芝居と分かっていてもイライラしたものでした。

とにかく表情に迫力があり、香川照之の名を知らない人達にも「この俳優さん、すごい！」と思わせるものがありましたよね。

その後はドラマや映画に引っ張りだこ。

40代でのブレイクと俳優としては遅咲きですが、その分演技力にも定評があり、味のある役者として活躍を続けてきました。

これまで映像の世界で活躍してきた香川照之さんですが、2012年に突然歌舞伎役者としても活動することを発表。

これに関しては香川照之さんの出自もろもろが関係しているのですが、自分は歌舞伎の世界とは断絶して生きてきたけれど、息子が生まれたことで、その気持ちに変化があったということでしょうか。

香川照之さんが46歳にして歌舞伎の世界へと足を踏み入れたと同時に、息子である政明くんも7歳にして初めて歌舞伎役者の一門へと足を踏み入れました。