名前：羽生結弦(はにゅう・ゆづる)

生年月日：1994年12月7日

身長：172cm

体重：57kg

出身地：宮城県仙台市泉区

ANA所属

羽生結弦選手がジュニアからシニアへと上がってきたのは2010年、高校1年生の時。

その時既に4回転のトゥループを跳んでいたと言いますから、そのチャレンジ精神と身体能力の高さは昔からだったのでしょう。

ただ、ソチオリンピックで金メダルを獲得するまでの道のりは決してたやすいものではなく、シニアデビューしたシーズンの2011年3月、羽生結弦選手は地元仙台のアイスリンクで練習中に被災しました。

アイスリンクは損壊により閉鎖に追い込まれ、オリンピックを目指している羽生選手は練習する場所を失ってしまいます。さらには自宅も被害を受けたため、避難所生活を余儀なくされたそうです。

それに加えて、次々と明らかになる災害の規模の大きさに触れ、「スケートを続けていいのだろうか」と悩んだともいいます。

その後の活躍は誰もが知るところとなっていますが、度重なる怪我や持病の喘息にも悩まされながらも世界のトップで戦い続け、2014年のソチ、2018年の平昌でオリンピック2連覇を果たしました。

3連覇の期待がかかった2022年開催の北京オリンピック。ショートプログラムはリンクの穴にはまる不運に遭い8位で終えますが、フリーで巻き返すと3位の得点を記録し、合計得点で4位入賞となりました。

3連覇達成とはなりませんでしたが、フリーで挑戦した4回転アクセルが、回転不足ではあったものの公認大会で初認定される快挙を成し遂げています。

羽生選手の実家は宮城県仙台市泉区。アイスリンクが近くにあることから、スケートの盛んな地域でもあります。

アイスリンク仙台のホームページを確認したところ、スケート教室の料金は小学校低学年まで7000円弱でした。

この程度なら、普通の習い事として始める方が多いのも頷けますね。

羽生選手のご実家も、いわゆるお金持ちではなく普通のご家庭だったようで、お父さんは教員をされていたそうです。

震災に遭った時に教頭先生だったそうですから、羽生選手がスケートを始めたときはまだ一般の教職員なはず。

その為、羽生結弦選手のお母さんもパート務めなどをして家計を助けていたと言われています。

世界で活躍するようになると、表彰台に上がれば多少の賞金も出ますので、その時からは自分で勝ち取ったお金も活動に充てる…ということになっていたのかもしれません。

羽生結弦選手のお父さんのお名前は、羽生秀利さん。
なんだか戦国武将のような名前ですよね！『結弦』という名前を付けたのもこのお父さん。とても真面目そうな方で、羽生選手の礼儀正しさはお父さんの教育方針もあるのかなと思います。

教員生活は数十年で、現在は宮城県で中学校の校長先生をしているんだそうです。

羽生結弦選手のお母さんは、いわゆる普通の主婦だったようです。

子育てをしながらパートで働き、羽生選手とそのお姉さんのフィギュア生活をサポートしてきました。

それだけではなく、羽生結弦選手のお母さんは競技人生を送る我が子を全力でサポートしています。

羽生選手が世界一になるために活動拠点をカナダに移すことを決めたとき、お母さんも一緒にカナダへと移り住んだのです。

もちろんまだ10代の子供を一人で異国の地へ行かせることは心配でしょうけど、自分も全く違う環境へ飛び込むのは相当覚悟がいったのではないでしょうか。

羽生結弦選手の4つ年上のお姉さんもまたフィギュアスケートをやっていたそう。

元々はお姉さんが先に習っていて、そのスケート教室の体験に行ったところから、羽生選手のスケート人生が始まったようです。

羽生選手がスケートを辞めたいと言った時には「じゃあ私も辞める」というなど、羽生選手をスケートに留めてくれたのはこのお姉さんの力もあるのかもしれません。

お姉さんは18歳までスケートを続けていたそうですが、『羽生』という女子の選手は聞いたことがありませんので、競技会には出場していなかったんだと思われます。