最後にご紹介するのがベースを担当する中川敬輔（なかがわけいすけ）さん。福岡県出身、1969年8月26日生まれです。愛称はナカケー。

ギターの田原さん、ドラムの鈴木さんとは中学の同級生で、田原さんとは当時から「高校に入ったらバンドを組もう」と約束していたそうで、その2人はミスチルの原型とも言えます。その時に田原さんがギターを選んだので中川さんはベースを選んだそうですが、もし二人ともギターを選んでいたら今のミスチルはなかったかもしれませんね。

競馬、パチンコ、野球観戦を趣味としており、プロ野球は阪神タイガースの大ファン。ミスチルのファンクラブ会報では、中川さんの記事のほとんどが阪神に関することなんだとか。また、芸能人や関係者らが参加する草野球チームの一員でもあります。

2004年5月26日に発売されたミスチルの26thシングル「Sign」。作詞・作曲は桜井和寿。オリコンシングルチャートは週間1位で、約1年間にわたってチャートに登場するロングセラーを記録。ミスチルにとって2度目となる日本レコード大賞を受賞した楽曲でもあります（1回目は5thシングル「innocent world」）。

TBS系ドラマ『オレンジデイズ』の主題歌であり、桜井さんがドラマの台本を読んで書き下ろしたそう。「なんでもない日々を大切にしよう」といった内容の歌詞になっています。後に住友生命のCM曲にも起用されました。

1992年12月1日に発売されたミスチルの2ndシングル「抱きしめたい」。作詞・作曲は桜井和寿。オリコンシングルチャートは週間56位。発売当時はほとんど話題になりませんでしたが、ブレイク後にじわじわ売り上げを伸ばしました。今ではミスチルの初期の代表曲になっています。

タイトルからもわかる通り直球のラブソングです。元々クリスマスソングを想定して書かれた楽曲でしたが、プロデューサーの小林武史さんが反対して歌詞を変更させたという裏話もあります。

1995年8月10日に発売されたミスチルの9thシングル「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」。作詞・作曲は桜井和寿。オリコンシングルチャートは3週連続で週間1位にランクイン。累計売り上げは181.2万枚でミリオンセラー。

ミドルテンポながらも爽快感のある楽曲で、「ライブで盛り上がる曲」というコンセプトで制作されましたが、ある時を境に長らくライブでは演奏されなくなってしまいます。2007年に約10年ぶりにライブで披露され、現在ではミスチルのライブの代表曲となっています。

1994年11月10日に発売されたミスチルの6thシングル「Tomorrow never knows」。作詞・作曲は桜井和寿。オリコンシングルチャートは2週連続で週間1位にランクイン。累計売り上げは276.6万枚で、これまでのミスチルのシングルの中で最大のヒット曲となっています。木村拓哉が出演していたドラマ「若者のすべて」の主題歌でした。

ネガティブな気持ちの時に聞くと、心がふっと軽くなるような歌詞が人気の理由でしょうか。これほどまでに大ヒットとなった曲ですが、たった30分で大部分が作られたという逸話もあります。