■二宮和也が演じた、三兄妹の長男・有明功一とは？

本作の主人公。三兄妹の長男で、両親の死体の第一発見者で、事件当時小学6年生。施設を出た後に勤めていたデザイン設計会社が突然倒産して社長が自殺します。

自らがその補償を背負う経験から、誰も信じることができなくなり、人を騙すことを生業に生計を立てます。泰輔と静奈を実行役に回し、自らは綿密なリサーチと巧妙なシナリオを企ててターゲットを追い詰めていきます。

過酷な運命を経たために弟妹との絆は深く、2人を守ろうとしています。幼少期に父親から秘伝ハヤシライスの調理方法を教わり、このレシピが書かれたノートを親の形見として大事に持っており、現在でも泰輔と静奈には時々料理を振舞っています。

■映画『母と暮せば』のあらすじ

1945年8月9日午前11時2分、主人公の長崎医科大学に通う福原浩二は長崎の原爆で跡形もなく被爆死した。それから3年後、その助産婦を営む母・伸子のもとに原爆で被爆死したはずの浩二が亡霊となって現れます。

二宮和也は、被爆死したはずの次男、浩二を演じています。医師になるため、長崎医科大学に通う学生でしたが、8月9日の長崎原爆で跡形もなく、被爆死してしまいます。

3年後に亡霊となり、母の伸子のもとに現れます。本人曰く、「母さんの諦めが悪いから、なかなか出てこられなかった」とのこと。上海のおじさんや町子がいる時には現れません。

終盤、体が衰弱しきった信子にもう来られないことを嘆き、逆に悲しませてしまう。その後、伸子に”あなたはもう僕達の世界に来ている”と言い、冥界に連れて行きます。ラストで伸子の葬儀が行われている教会へ行き、共に冥界に旅立ちました。

息子と母との深い絆を感じ、母を思いやる息子の思いが感じられる演技に、高い評価を得ました。そして、第39回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を獲得しました。

■二宮和也が”殺せんせー”として出演！

実写映画版『暗殺教室』にて、殺せんせーの声が、以前から二宮和也の声に似ているとネットで話題になっていました。そして、声の出演として二宮和也が出演していることが発表され、話題となりました。

また、映画『暗殺教室～卒業編～』では、殺せんせーが”死神”と呼ばれた、人間の姿を二宮和也が演じています。原作のキャラがリアルに表現され、原作好きなファンにも高評価でした。

・二宮和也はアイドルグループ嵐のメンバーで、ジャニーズジュニア時代から多くのドラマに出演し、その演技力で数々の賞を受賞している。

・二宮和也は2003年の映画『青の炎』で初主演を務め、その後『硫黄島からの手紙』でハリウッドデビューすると、CNNでは「まだ世界的に名前が知られていないが、演技力のある日本の俳優7人」の一人にも選ばれた。

・二宮和也は人情物やサスペンスなど、様々な役柄をこなし、実写映画版『暗殺教室』では声優も務めている。