つまり、一般的によく言われる「風の谷のナウシカ」や「ルパン三世カリオストロの城」などは宮﨑駿が制作に関わっていますが、正式なスタジオジブリ作品ではありません。

正式なスタジオジブリ作品の第1弾は1986年に公開された「天空の城ラピュタ」がジブリ作品の第1弾です。

ジブリ作品の興行収益が100億円を超えたのは1997年公開の「もののけ姫」の193億円が初めてで、その後「千と千尋の神隠し」の304億円を最高に2013年の「風立ちぬ」の120億円など5作品あります。
それ以外は100億円に届かない作品ばかりで50億円以上の作品が4作品。10億円を超えたものが6作品。10億に届かなかった作品が4作品あります。

映画を1本制作するのに他社作品ではコンピューター処理で製作期間を大幅短縮していますが、ジブリ作品は昔ながらの手書きで下書き、セル画と手描き作業が制作の大部分を占めます。
となれば、製作期間は様々な理由で延期される場合もあり、「千と千尋の神隠し」のように世界規模でヒット作を出したとしても次回作の制作に多額の人件費がかかればそれまでの収益はあっという間に消えてしまいます。

ジブリといえば宮﨑駿と言うくらい世界的にも名が知れ渡ってますし、ジブリ＝宮﨑駿と言っても過言ではないでしょう。
とは言え「千と千尋の神隠し」までは宮﨑駿・高畑勲の2枚看板でやって来たことは事実です。しかし、近年の高畑勲の手がける作品の制作期間の長さは長期に渡り、1999年の「となりのホーホケキョ山田くん」から次回作の「かぐや姫の物語」まで実に14年の歳月がかかってしまいました。
そうなってくると、宮﨑駿・高畑勲に代わる新たな監督探しが急務となります。

画風などがジブリ作品とそっくりなことから「ジブリ作品」と思われていますが、スタジオポノック作品です。
興行収入も50億円を越えたという情報があるので、今後もポノック作品が楽しみですね。

いかがだったでしょうか？
今回はスタジオジブリの解散理由や復活についてまとめてみました。
スタジオジブリは新採用の募集をかけたりと「新生スタジオジブリ」として稼動し始めました。
元スタジオジブリのスタッフが振り回されたイメージが強い今回の宮崎駿監督の復帰ですが、世界で愛されているジブリ映画復活の今後の活躍に注目していきたいです。