ここ近年、何かと体調を崩すことが多いスピッツのボーカル、草野マサムネさん。ファンとしては体調不良のお知らせが出るたびに、心配な気持ちが膨らんでいきますよね…。

草野さんが体調を崩しがちになったのは、東日本大震災以降。2011年4月に予定されていたコンサートの開催を延期したことから始まります。

スピッツの音楽を聴くだけで感じられますが、もともと芸術肌で繊細な性格の持ち主の草野マサムネさん。未曾有の大震災にショックを受け、精神的に疲れて「急性ストレス障害」を発症してしまったとのこと…草野さんを思うと、とても胸が苦しくなりますね。

公式発表では震災の影響によるものと発表されていましたが、ファンの間では他にも原因があるのではないか？と囁かれています。それが、10年にも渡って続いた熱心な女性ファンによるストーカー被害によるもの。ストーカーのストレスと震災のショック、どちらも重なったことで倒れてしまったのではないかと言われています。

度を越したファン（M・Hさん）によるストーカー被害は2000年頃から始まりました。ファンクラブに入会したM・Hさんの個人情報を草野さんが盗んみ、職場や家などに度々会いに来たという妄想からはじまり、自分が草野さんの彼女であると思い込むようになります。M・Hさんは、次第にその妄想を家族や友人、そして2ちゃんねるなどに書き込みはじめます。

M・Hさんは、手編みのマフラーや手作りの食べ物、雑貨などのプレゼント、さらには使用済み生理用品を事務所の草野さん宛に度々送りつけていたと言います。

M・Hさんの妄想はどんどん酷さを増し、ネット上ででメル友になった人全員を草野さんと思い込むよう。危険だと判断したメル友が返信をしなくなると、M・Hさんはネット上で草野さんを中傷するようになります。さらには多額のお金を払って草野さんの身辺調査を依頼するなど、草野さんに実害が及ぶようになってしまいます。

草野さんが住んでいるマンションに出向き、郵便受けを漁ったり、自身が書いた手紙を入れたり、インターホンを押し続けるなどの迷惑行為にも発展。近所の人にマサムネの話を聞きまわることもあったそうです。

2007年にはファンクラブのメッセージ機能を利用して草野さんに卑猥な画像を送りつけたことから、草野さんの事務所がM・Hさん宛てに警告文を送付します。（M・Hさんがその警告文をネットにアップしたことから、警告文の存在が明らかに。）